音楽家の悩みを解決するブログ
心はどうしたらととのえられるのか
2020年10月8日
東洋医学“You translate everything, whether physical, mental or spiritual, into muscular tension.” F.M.Alexander. アレクサンダー・テクニークの創始者F.M.アレクサンダーは「人は肉体的な...
デジタル・ピアノがやってきた
2020年10月4日
雑記当院にデジタル・ピアノがやってきました。 ご縁あって今回ゆずり受けることができました。 20年くらい前のローランドFP-3、コンパクトに見えますが88鍵あります。 電子とは言えタッチは実機を模して作られており低音で重く高音で軽い、またダイナミクスも反映します...
イタリア人は前歯の上下を常に開けてしゃべってるのか?
2020年10月3日
喉や声のトラブル僕が行っていたアレクサンダー・テクニークの学校には、大学で演劇を教える先生やプロの歌手(かつアレクサンダー・テクニーク教師でもある)も教えに来ていました。 もちろん教えていたのはアレクサンダー・テクニークですが、そういう背景ある先生なのでちょいちょいボイス・トレーニング的な内容が入...
脊椎のツボと声の響き
2020年10月2日
喉や声のトラブル先日、高い声が上にひっくり返ってしまう症状の方がいらして鍼で施術しました。 いつものとおり、状況を確認するため施術前に声出しをしてもらいます。 そのとき母音の「イ」でテストされてるのが気になり「どうしてイで歌うんですか?」と聞いたところ、「イの母音が一番症状が出や...
アレクサンダー・テクニークに基づいた呼吸の本
2020年9月29日
アレクサンダー・テクニークリチャード・ブレナン『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法 ― アレクサンダー・テクニークで息を調律する ―』(医道の日本社)を読みました。 鍼灸専門の出版社である医道の日本が出したアレクサンダー関係の本。 鍼灸師でアレクサンダー・テクニーク教師としては読まな...
お腹のツボと呼吸の関係
2020年9月27日
東洋医学このところ、戦前の名人鍼灸師だった沢田健について書かれた『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)を読んでの雑感を記しています。 今日は3回目でとりあえず最後です。 肋骨の動きを制約するもの、それは体の前面にもあります。 分かりやすいのは腹筋 &...
音楽家向けに特化したツボの取り方はあるのだろうか?
2020年9月25日
東洋医学(前回から読む ≫ 名人は膏肓を神堂の位置に取ったと聞いて) 第1肋骨は胸椎1番だけに関節します。 これに対して他の肋骨は上下2つの椎体の間にはさまるように関節します。 第2肋骨は胸椎1番と2番の間、第3肋骨は胸椎2番と3番の間、、という具合に。...
名人は膏肓を神堂の位置に取ったと聞いて
2020年9月23日
東洋医学この4連休、少々時間が取れたので『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)を読み直していました。 この本は戦前の名人鍼灸師だった沢田健の弟子、代田文誌が先生の施術を見学して学んだことをまとめたいわば私的なメモのようなものです。 巻末の著者略歴から時系列を確認すると、...
養生はけっこうめんどい
2020年9月19日
東洋医学養生は簡便で日々取り組むことのできるもの。 こう書きながらなんですが、養生はけっこう面倒くさいものでもあります。 今のままでは将来病気になりそう、なので今の自分の行動を変えるわけです。 変えるのは習慣です。 たとえば僕であれば腰...
鍼灸は意外と養生には向かない?
2020年9月17日
東洋医学「3回以上来院してくれるのはせいぜい2割程度です。」 鍼灸学校の先生に言われた言葉です。 伝統的ないわゆる"気"を整える鍼灸を標榜している、全国でも最大規模の鍼灸師団体における大御所の先生の数字としてそう言われました。 この数字をどう考えたら良い...
主訴:ソの音程を取れるようにしたい
2020年9月13日
喉や声のトラブル美学校というところがあるのをその方がいらして初めて知りました。 ウィキペディアによると「入学試験・資格はないが、学校法人でないため卒業しても得られる資格はない。講師には芸術分野の著名人が多く、講義内容は各講師が学生の意見を聞きながら決め、自由闊達な学びの場として知られる。一方で経営...
鍼灸で楽に姿勢が整うのは矯正しないから
2020年9月4日
整動鍼鍼施術をしていると患者さんの姿勢に気がつくことはよくあります。 たとえば肩甲骨を指標に背中のツボを取るとき、そもそも肩甲骨の高さが左右で違ったりとか、あおむけに寝てもらったときの足の爪先の向きが違うとか。 三国志に出てくる名医 華佗(かだ)は、病人の背中にランダム...
鍼とアンブシュア・モーションを組み合わせて金管奏者の不調脱却をはかる
2020年9月2日
管楽器奏者のアンブシュア不調金管楽器のアンブシュア不調(ゆれ、ふるえ、息漏れなど)に付随して比較的多く見られることに、マウスピースと顔の相対的位置関係が変化しないことがあります。 高音域、中音域、低音域どこを吹いても楽器と顔が一定の角度、位置関係を保ったまま動かないように見えるのです(これと裏腹に口元や頬には...
バジル先生の吹奏楽相談室
2020年8月24日
アレクサンダー・テクニークバジルさんの新しい本『バジル先生の吹奏楽相談室 よくわかる指導編』と『バジル先生の吹奏楽相談室 たのしく上達編』(学研)が出ました。 この本は著者バジルさんの他に各楽器それぞれ専門の奏者が執筆したコラムがあります。 そうしたコラムのうち、コントラバスのページを...
この夏のできごと(その2)
2020年8月20日
雑記先日、羽化したものの羽が折れたまま広がってしまったアゲハの成虫。 鉢植えの木の根元で力つきていました。 一方、前回のブログでサナギだったアゲハはといえば、、 その後数日して羽の模様が透けて見えるほどになりましたが、、 ...