音楽家の悩みを解決するブログ
高校吹奏楽部Tuba奏者には腰痛が多いとの研究結果?
2019年1月11日
腰痛四條畷学園大学リハビリテーション学部による研究です。 ある高校吹奏楽部の部員にどんな症状を抱えているかアンケート調査した結果をまとめたものです。 すごいマンモス吹奏楽部のようで、部員数なんと160名。 全楽器の中できわだっていたのは、Tuba奏者...
坑道のカナリア
2019年1月10日
アレクサンダー・テクニーク鍼灸師になるより以前、仕事の関係で釧路の炭鉱に入ったことがあります。 地上の入り口から人車(じんしゃ)に乗ってトンネルをくだりました。 採炭の現場は海の底のさらに下で、狭さもあって、何かあったらと思わせずにいないところでした(実際には二重三重に安全策がとられていて...
オーボエ奏者の腕はどうあるべき?
2019年1月8日
アレクサンダー・テクニーク趣味でオーボエをなさる方から聞かれました。 「オーボエを構えるのに脇を締めるのと開けるのとどちらがいいんでしょうか?」 結論から言うとどちらでも構えることはできると思います。 考えなければならないのは楽に持てて運指にも無理がないことです。 &n...
パイロットは乱気流の揺れを非難されるか
2019年1月4日
アレクサンダー・テクニーク僕が初めて乗った飛行機は、ソ連時代のアエロフロートで成田-モスクワ便でした。 アルジェリアのキャンプでボランティアとして働く面白い仕事があり、成田からアルジェに飛ぶ最安値がモスクワ経由だったのです。 この飛行機が実によく揺れました。 モスクワに着...
オーボエ奏者の鼻抜けに効いたアドバイス2つ
2019年1月3日
アレクサンダー・テクニーク地方でプロとして活動するオーボエ奏者の方が月に1回程度いらっしゃいます。 目的はアレクサンダー・テクニークのレッスンです。 昨年の4月ごろに大きな本番で鼻抜けが起こってしまい、それ以来調子を取り戻せなくてご相談いただいたのがきっかけでした。 いら...
今年は音楽家向けにもっと分かりやすく発信します
2019年1月2日
雑記お正月、いかがお過ごしでしょうか? 僕は静岡出身なので正月と言えば高校サッカー選手権大会です。 今年の静岡県代表は生まれ故郷である浜松の浜松開誠館でした。 静岡のサッカーと言っても全国に出るのは県内中部(清水〇〇高校とか、静岡〇〇とか、藤〇東とか...
年末コントラバス弾き納め
2018年12月31日
コントラバスこんにちは!ハリ弟子です。 大晦日、2018年〆のお題はコントラバス弾き納め。 と言っても今日は本当は治療院とレッスン室の大掃除をしていました。 明るいうちは余裕でカーテン洗おうとかしちゃってる。 日が暮れるとだんだんどうで...
2019年よろしくお願いいたします!
2019年1月1日
雑記こんにちは!ハリ弟子です。 今年も恒例の加藤材木店の巨大絵馬の前から。 イノシシということで、ハリ弟子は年男です。 今年もよろしくお願いいたします! さて、元旦のブログは昨年中にアクセスの高かったブログ記事を振り返ります。 ...
左肩の痛みが続く ヴィオラ演奏
2018年12月30日
痛みこんにちは!ハリ弟子です。 「左肩の痛みが続く ヴィオラ演奏」という検索ワードでホームページにいらしていただいた方がいました。 そうですね、ヴィオラはけっこう大きいですからね。 よほど体格に恵まれているのでなければ、ヴァイオリンと同じ構え方で演奏...
体幹下部の筋配列に思う
2018年12月29日
体のしくみこんにちは!ハリ弟子です。 数年前に熊本水賴(みなより)先生の拮抗二関節筋による出力方向制御モデルに触れて以来、体幹のバランス制御にこれを活かせるのかどうか考えてきました。 熊本先生のモデルは腕と脚に関してのみ適用されていて、単関節筋と二関節筋を組み合わせた3対6...
日本でアレクサンダー・テクニークを仕事にするには
2018年12月28日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 「アレクサンダー・テクニーク」というキーワードでWeb検索するといろんなものが出てきます。 姿勢、肩こり、腰痛、緊張、アガリ、音楽家、楽器、演技などなど、何のこっちゃですね。 海外ではパーキンソン患者のリハビリに取り組...
アレクサンダー・テクニークは何でテクニーク(技術)って言うんですか?
2018年12月27日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 アレクサンダー・テクニークの業界では、頭と脊椎の関係性についてアレクサンダーさんが発見したことは、もともと人間に備わっているものと考えられていて、そう教えられます。 そうだとすると、この発見されたもの自体は、アレクサンダーさんとは関係な...
認知対認知の翻訳スキル
2018年12月26日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 情報を受け取ったり物事を考えたりする時のその人特有のやり方を認知特性と呼ぶそうです。 基本的には視覚を使うのが得意な人、聴覚を使うのが得意な人、言語を使うのが得意な人がいて、そこからもう少し細かく6タイプくらいに分類することが多いようで...
クリスマス・イヴの謎
2018年12月25日
雑記こんにちは!ハリ弟子です。 今日はクリスマスですね。 クリスマスって25日なのにクリスマス・イヴが24日ってのが子供のころ納得いかなくてずっと謎に思っていました。 「前夜」と呼ぶこともありますが、そもそも当日じゃなくて前夜にする理由もよく分かりま...
自分の音を聞くこととテンポのカウント
2018年12月24日
コントラバスこんにちは!ハリ弟子です。 どのくらいの人が興味持ってくれるか謎ですが、今日は久しぶりに自分のコントラバスの練習動画をアップします。 前回の記事はこちら。 >>楽器練習に動画活用のすすめ 相変わらずシマンドルの30エ...
治療以上、演奏家復帰未満のケアの必要性
2018年12月23日
東洋医学こんにちは!ハリ弟子です。 現在の鍼灸は誰を相手にすべきかシリーズ、今日が最後です。 スポーツの分野ではケガから復帰する際、メディカル・リハとアスレチック・リハと2つのリハビリ・プロセスがあります。 簡単に言ってしまうと、メディカル・リハは日...
難病治療と鍼灸と医の倫理
2018年12月22日
東洋医学こんにちは!ハリ弟子です。 一昨日、昨日と現在の鍼灸は誰を相手にすべきかを考えています。 総体コストで比較優位が見込めそうな分野、養生ときて、今日は難病です。 昭和の鍼灸師の本を読んでいると「おれたちは医者が治せない患者さんを相手にしている」とい...
鍼灸は養生向き、は本当か?
2018年12月21日
東洋医学こんにちは!ハリ弟子です。 現在の鍼灸が誰を相手にすべきか問題、昨日は保険医療の中で環境負荷まで含めた総体コストが鍼灸の方が安い分野を考えました。 研究によって効果が実証される必要がありますが、長い目で見れば可能性なくもないと思います。 今日は別...
昭和の鍼灸師と同じ患者さんはもう来ない
2018年12月19日
東洋医学こんにちは!ハリ弟子です。 仕事柄、昭和に活躍した鍼灸師の本をよく読みます。 使ったツボや治療の考え方など勉強になるからです。 と同時にそこで扱われている病気の種類にとまどうことも少なくありません。 たとえば、結核。 &nbs...