管楽器演奏と喉頭の位置
2019年2月24日
管楽器奏者の鼻抜けボイス・トレーナーなど声や喉を専門とする人の間では、喉頭が後ろに引っ込むことで発声に悪影響があるとされているのを最近知りました。 この図を見ると分かるとおり、喉頭は首の前側にあります。 喉頭が後ろに下がるとそこには硬い頚椎があってそれ以上後ろに行くことはできな...
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師
2019年2月24日
管楽器奏者の鼻抜けボイス・トレーナーなど声や喉を専門とする人の間では、喉頭が後ろに引っ込むことで発声に悪影響があるとされているのを最近知りました。 この図を見ると分かるとおり、喉頭は首の前側にあります。 喉頭が後ろに下がるとそこには硬い頚椎があってそれ以上後ろに行くことはできな...
2019年2月23日
ディストニアボウイングが安定せず音にそれがあらわれてしまうことに悩むヴァイオリン奏者。 プロとして活動しながら数年前からこの症状が出てきて、病院で右手のフォーカル・ディストニアと診断されました。 症状の出方に波があり、最近もっとも気になるのはアップ・ボウの時に音がゆれてしまう...
2019年2月22日
腱鞘炎・ばね指右手に腱鞘炎をかかえるヴィオラ奏者がいらっしゃいました。 弓を落としそうになるのが怖くてがちっと持ってしまい、そうするとピアノでの繊細なコントロールが余計難しくなる、またフォルテからいきなりのピアノでしかも先弓というパターンがどうにもやりづらく音色にも影響が出るというお悩みでした。...
2019年2月21日
アレクサンダー・テクニーク弦楽器奏者に役立つ動きのリソース、上肢(=腕)、下肢(=足)ときたら残るは胴体です。 胴体の動きはつまるところ脊椎(せきつい)、つまり背骨の動きです。 これがまた手足と違って自分の動きが見えづらい、感覚的にも体のコアの部分なので感じにくいところです。  ...
2019年2月20日
アレクサンダー・テクニーク弦楽器奏者に役立つ動きのリソース、今日は下肢(かし)です。 下肢=股関節から下の足のことです。 チェロやコントラバスのように楽器を立てて重さを自分にあずけながら弾く楽器では、足の使い方ひとつで弾きやすさが変わってきます。 楽器自体の重さプラス...
2019年2月19日
アレクサンダー・テクニークリソースとは資源とか使えるものという意味です。 弦楽器の演奏において普段見落としがちだけど、この動きも演奏に役立つよね!というものをいくつか書こうと思います。 今日は上肢(じょうし)。 難しい用語を使いましたが、要は「腕」です。 ...
2019年2月18日
アレクサンダー・テクニークご縁あって、神奈川フィルハーモニー管弦楽団元団員でコントラバス奏者の澤井 慶さんにアレクサンダー・テクニークのレッスンをさせていただくことになりました。 「コントラバスこそアレクサンダー・テクニークを取り入れるといいと思うんですよね。」 という澤井さんからの一言が...
2019年2月13日
管楽器奏者の鼻抜け管楽器界隈ではよく「喉を開け」と言われます。 僕も以前チューバを吹いていた頃、言われました。 どういうのが喉を開くことなのかよく分かりませんでしたが、あまり疑問にも思わず、人にも聞きませんでした。 なので完全に自己流で喉を開けて吹くようにしていま...
2019年2月10日
アレクサンダー・テクニーク3月30日、31日にアレクサンダー・テクニーク教師でヨガ・インストラクターの道子と夫婦で音楽家向けアレクサンダー・テクニーク&ヨガのワークショップをします。 2日間で3コマ、セッションA~Cまであります。 セッションAは、鼻抜けに悩む木管リード楽器(クラリネット・...
2019年2月8日
アレクサンダー・テクニーク昨日の「クラリネット アンブシュアの支え」の記事の続きです。 クラリネットのアンブシュアを作るために(これが本当に正しい理解かどうか分からないのですが)どうも唇を真ん中に寄せ集める動きと、その反対に唇を四方八方に引っ張る動きを拮抗させることで安定したコントロールを得ようとしてるので...
2019年2月7日
アレクサンダー・テクニーククラリネットのアンブシュアに支えという考え方があるかどうか分かりません(少なくとも金管ではたまに聞きます)。 でも、息の支えという言葉でやっていることとの類似で、考えてみるといいかもと思うことがあったので書いてみます。 ただし、僕はクラリネットの専門ではないので見...
2019年2月5日
腰痛オーボエ奏者の板谷 宏美さんから当院の鍼灸マッサージを受けてのご推薦の言葉をいただきました。 ありがとうございます! 板谷 宏美さん 湘南エールアンサンブルオーボエ奏者。上野学園大学助教、同中学高等学校非常勤講師。ドルチェ東京ミュージックアカデミー講師。 HP...
2019年2月4日
アレクサンダー・テクニークアクト・シティ浜松(ここには泊ってません) 昨日今日と一泊して浜松に帰省しました。 ちょうどそのタイミングで開催されたマリンバ奏者 間瀬 早綾香さんのワークショップに見学参加。 間瀬さんとは東京のBody Chanceでご一緒しており、とも...
2019年2月2日
東洋医学鍼灸の道具はシンプルで、管と鍼、以上です。 鍼は細長い針金みたいな本体部分とそれよりは太い持ち手の部分でできています。 これを管に入れて体に当て、管から少し飛び出た持ち手の部分を指先でトントンたたくことで鍼を入れていきます。 この管と刺入...
2019年2月1日
アレクサンダー・テクニーク先日ブログに書いた右薬指を動かしづらくなってしまったプロのオーボエ奏者の方とのレッスン。 >>木管楽器の薬指問題を考える ご本人に許可をいただいてその時の様子を掲載します。 一番気になるのは薬指を上げられないという...
2019年1月25日
ふるえ・ゆれ先日いらしたアマチュア・ホルン奏者の患者さん。 吹いている時にアンブシュアまわりがふるえることがお悩みでした。 「ふるえ」と表現されているものの中に震えの要素と揺れの要素があり、実際にはそのどちらかなのか、あるいは両方のミックスであることが考えられます。 &...
2019年1月24日
管楽器奏者の鼻抜け鼻抜けに困っているクラリネット奏者の方からメールでご相談いただきました。 ご本人から許可をいただきましたので、内容を一部抜粋して掲載します。 【相談者】 私は酷い鼻抜けに悩みながら恥ずかしい思いもしながら奮闘してきました。 いろいろしましたが解決せず…この...
2019年1月22日
アレクサンダー・テクニークおととしの9月から10月にかけて「鼻抜けに取り組む」とのタイトルでたくさんの記事をブログにあげました。 それからさらに多くの鼻抜けに悩む管楽器奏者と向き合ってきて、だんだんと鼻抜けの方に共通する演奏姿勢について見えてきたものがあります。 ここ数日は、あえてその姿勢...
2019年1月21日
アレクサンダー・テクニーク先日、プロのオーボエ奏者の方がいらして、右手の薬指が動きづらいとのご相談を受けました。 もしかしたらディストニアではないかとの不安もあり(ただし病院は未受診)、また首、肩、背中のコリがひどいとの自覚からそうしたコリのせいで動きが不自由なのでは?と考えて、鍼灸と動きの改善(アレクサン...
2019年1月20日
アレクサンダー・テクニークちょっと先ですが、3月30日&31日に演奏家の不調をテーマにしたアレクサンダー・テクニークとヨガのワークショップを開催します。 今日はそのご紹介、2日で3コマやります。 3月30日(土)9:30~12:30 クラリネット・オーボエ・サックス奏者のための鼻抜け相談&レッスン会...
2019年1月19日
アレクサンダー・テクニーク昨日は同じ学校でアレクサンダー・テクニークを学ぶオーボエ奏者の方がいらしてくれて、アレクサンダー・テクニークについて話し込んでしまいました。 かなり根源的な深い疑問をぶつけられて、こちらも刺激になりとても勉強になりました。 アレクサンダー・テクニークの用語にエンド...