音楽家向けに特化したツボの取り方はあるのだろうか?
2020年9月25日
東洋医学(前回から読む ≫ 名人は膏肓を神堂の位置に取ったと聞いて) 第1肋骨は胸椎1番だけに関節します。 これに対して他の肋骨は上下2つの椎体の間にはさまるように関節します。 第2肋骨は胸椎1番と2番の間、第3肋骨は胸椎2番と3番の間、、という具合に。...
2020年9月25日
東洋医学(前回から読む ≫ 名人は膏肓を神堂の位置に取ったと聞いて) 第1肋骨は胸椎1番だけに関節します。 これに対して他の肋骨は上下2つの椎体の間にはさまるように関節します。 第2肋骨は胸椎1番と2番の間、第3肋骨は胸椎2番と3番の間、、という具合に。...
2020年9月4日
整動鍼鍼施術をしていると患者さんの姿勢に気がつくことはよくあります。 たとえば肩甲骨を指標に背中のツボを取るとき、そもそも肩甲骨の高さが左右で違ったりとか、あおむけに寝てもらったときの足の爪先の向きが違うとか。 三国志に出てくる名医 華佗(かだ)は、病人の背中にランダム...
2020年5月30日
管楽器奏者のアンブシュア不調今日はこちらの症例について少し解説を。 特に「施術と経過」6回目のところに書いた「骨盤と大腿骨の関係性」について。 このとき気づいたのは要するに股関節の動きでした。 たとえば上をあおぎ見るように上半身を反らすと股関節は伸...
2019年12月5日
アレクサンダー・テクニーク今日は趣味でやってるコントラバスのお話。 アレクサンダーやってるおかげで指の痛みとか疲労感はだいぶ解消してるのですが、それでもどうにもならない練習後の背中の痛みがありました。 この痛み、演奏中はなんともなくて翌日、翌々日くらいから出てくるもので、まあ直接演奏に支障...
2019年12月3日
東洋医学Tuba奏者の方に鍼灸施術していたときのこと。 鍼をして演奏してみてというのを何回か繰り返したとき、胴体に対して楽器を構える右腕が前に出てきたのが見え、音が変わりました。 主訴は演奏に困難を生じるほどのタンギング不調ということで、この時点では腕の動きに関係するツボ...
2019年10月10日
アレクサンダー・テクニーク9月28日開催の音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク 1Day レッスン会(第3回)。 こんなことやってました。 演奏に役立つ体幹の作り方、一部をYoutubeにアップしました。 ホルンの参加者の方にご協力いただきました。...
2019年7月23日
アレクサンダー・テクニーク僕のアレクサンダー・テクニークのレッスンを定期的に受けてくれているコントラバス奏者の澤井さんから突然メッセージをいただきました。 ーーーーーここからーーーーー お世話になっています澤井です。 昨日の夜中帰ってきたのですが、青森の大間という所(本州最北端)で本番でした。 公民館の様...
2019年7月10日
アレクサンダー・テクニーク頚椎と腰椎って似てると思いませんか? どちらもその生理的弯曲は前弯だし、ヘルニアが起こるのも頚椎と腰椎が多いです(胸椎ヘルニアもありますがかなりレアです)。 首肩こり、腰痛、などなど不調になりやすいのも頚椎、腰椎のあたりです。 そう思ってみると両...
2019年6月14日
アレクサンダー・テクニーク定期的に僕のレッスンを受けてくださっているコントラバス奏者の澤井 慶さん。 そもそも一番最初にお会いしたのは僕が所属するアマオケの演奏会にトラとしてお越しいただいた時でした。 うちのオケはコントラバスが少なくていつも1、2名しかいません。 この時...
2019年5月16日
腰痛今年はトランペットのオーディションがたくさんあるのだそうです。 そのせいか、このところオーディションに向けた体のメンテナンスでトランペット奏者の方が続きました。 興味深いことにわりと共通の症状があり、それは腰痛と呼吸のしづらさです。 我々日本人は...
2019年5月1日
コントラバスヴァイオリンの弓の持ち方を教える時には、弦に弓を置いた状態で構えが完成すると教えるそうです。 人からの伝え聞きなので理解が合ってるか分かりませんが、弓だけで持つと長い棒のはじっこで弓の重さ全部を支えることになります。 この状態でいくら持ち方を特訓しても、演奏中の実...
2019年1月20日
アレクサンダー・テクニークちょっと先ですが、3月30日&31日に演奏家の不調をテーマにしたアレクサンダー・テクニークとヨガのワークショップを開催します。 今日はそのご紹介、2日で3コマやります。 3月30日(土)9:30~12:30 クラリネット・オーボエ・サックス奏者のための鼻抜け相談&レッスン会...
2019年1月8日
アレクサンダー・テクニーク趣味でオーボエをなさる方から聞かれました。 「オーボエを構えるのに脇を締めるのと開けるのとどちらがいいんでしょうか?」 結論から言うとどちらでも構えることはできると思います。 考えなければならないのは楽に持てて運指にも無理がないことです。 &n...
2018年12月29日
体のしくみこんにちは!ハリ弟子です。 数年前に熊本水賴(みなより)先生の拮抗二関節筋による出力方向制御モデルに触れて以来、体幹のバランス制御にこれを活かせるのかどうか考えてきました。 熊本先生のモデルは腕と脚に関してのみ適用されていて、単関節筋と二関節筋を組み合わせた3対6...
2018年12月6日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 アレクサンダー・テクニークを学ぶ過程、また教える中で、姿勢と動きのどちらを見るのだろう?と考えることがあります。 姿勢とは姿(すがた)の勢いだからやっぱり動きなんですよと言って両方を一緒に考える人もいますが、でもその動きも無限のヴァリエーションがあ...
2018年12月5日
コントラバスこんにちは!ハリ弟子です。 楽器の練習を動画に撮って見てる人ってどのくらいいるのでしょう? ハリ弟子は最近になって始めましたがけっこういいです! 前は録音をとっていたこともあるのですが、コントラバスみたいな低音楽器はよほどいい機材でないとしょぼい...
2018年10月11日
体のしくみこんにちは!ハリ弟子です。 ここに人間の脊椎(背骨)があります。 上から順に赤が頚椎(けいつい)、青が胸椎(きょうつい)、黄色が腰椎(ようつい)、緑が仙椎(せんつい)、紫が尾椎(びつい)です。 医療系の学校では頚椎と腰椎は前弯(前側=お腹側にふくらんでいるこ...
2018年10月5日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 このところずっと息の問題を考えてきました。 楽器を鳴らすためには息の圧が必要とかスピードが大事とかいろんな言い方がありますが、物理学的には圧は静圧、スピードは動圧と同義でした。 静圧と動圧は流路の形状や大きさなどの条件...
2018年10月2日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 これまでの話を踏まえて、息の通りやすさと姿勢に関係について自分でいろいろ試してみました。 まず、だらっとした自分でもこれだめでしょ?と思うような腑抜けた猫背姿勢から。 青いのは脊椎、黄色は気道のラインの想像図です。...
2018年10月2日
アレクサンダー・テクニークこんにちは!ハリ弟子です。 先日のブログ(>>息のエネルギーをロスするところ)で甲状軟骨から唇までの息の通り道について書いた後で、まさにそれに言及した論文がいくつか見つかりました。 ご紹介して補足します。 まず、発音について声門から唇...