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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

楽器練習に動画活用のすすめ

" コントラバス "

2018年12月5日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

楽器の練習を動画に撮って見てる人ってどのくらいいるのでしょう?

 

ハリ弟子は最近になって始めましたがけっこういいです!

 

前は録音をとっていたこともあるのですが、コントラバスみたいな低音楽器はよほどいい機材でないとしょぼい音しかとれず、なんだかなという感じでやめてしまいました。

 

まあ、機械のせいというより演奏してる人間の問題という説もありますが、、

 

その点、動画は演奏中の動きの癖を客観的に見られるのがいいです。

 

スマホだとすぐ見れるので、次はここを修正して弾いてみようとなり、それを撮ったのをすぐまた見てどう変わったのか確認できます。

 

やみくもに繰り返すより練習の効率が上がりそうです。

 

シマンドルの30エチュードより13番の前半部分を3回撮ってみました。

 

1回目は、音程が気になって左手を見た時に体が楽器から離れるのが見てとれました。

 

眼鏡の影響で近くが見えづらいのです。

 

焦点を合わせるのに体ごと遠ざける必要があったのですが、それがボウイングによくない気がしました。

 

左手を見ないで弾いたらボウイングがやりやすくなるかどうか、これをテーマに2回目を弾きます。

 

ただ、見ない代わりに何をするか明確な方がいいので、とりあえず「音をもっと聞こう」にします。

 

左手を見ないプランそのものは遂行できました。

 

ここで大切なのはプラン以外の観点でこの演奏の成否を決めないこと。

 

左手見ないことでボウイングがどうなるか情報を得たので良しとするのです。

 

音程が狂ったのでさっきのよりだめな演奏としてしまうと、肝心の左手見る or 見ない問題がどこかに行ってしまいます。

 

で、ボウイングがどうだったかですが、34秒あたりの下降音型はよりスムーズになりましたね。

 

でも、他のところで伸ばしの音の終わり際の体勢がつらそうなのに気がつきました。

 

腕の動きでのばせるぎりぎりまで粘ったらどうなるか、これが3回目のテーマです。

 

50秒あたりからの長めのダウンの音をできるだけ腕で粘ってみたら、思ったより行けることが分かりました。

 

あそこまで腕の動きで音をのばせるんですね。

 

ここまでで動きの新しいプランが2つ出ました。

 

「左手を見ない代わりに音をもっと聞こう」と「行けるぎりぎりまで腕の動きでボウイングしよう」です。

 

2つあればもう十分でしょう。

 

この日の練習はこの2つに気をつけながら、他の曲をブラッシュアップしました。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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