フィリップ・スミスがディストニアの体験を話す
こんにちは!ハリ弟子です。
フィリップ・スミスと言えばニューヨーク・フィルハーモニックの元首席トランペット奏者です。
素晴らしい演奏をします。
世界トップの1人です。
その彼が2013年の終わりにアンブシュア・ディストニアと診断されていたそうです。
You Tubeに彼のマスタークラスの動画がアップされていて14:45あたりから自分の経験を話しています。
ある日突然自転車の乗り方を忘れたようなものだ、と言っています。
ー精神的な問題だと言う人もいたし、神経の問題という人もいたし、体の問題だと言う人もいた、、、わけが分からなくて何とかしようと全力でもがいてるうちにもどんどん悪化して、結局完全にだめになっちゃう、そりゃ精神的な問題も抱えるよね。
幸い彼はJan Kagariceというアンブシュア・ディストニアの専門家に出会い、リハビリをすることでかなり回復してきたようです。
この動画の中でトランペットを吹く場面がいくつかありますが、それはもう素晴らしい音です。
リハビリの内容も少し見せてくれています。
“Blow air”, “Moving air”という言葉が印象的でした。
英語力の問題であまり聞き取れていませんがアンブシュアを気にするよりも空気を動かすことを考えるということでしょうか。
フィリップ・スミスがディストニアと診断されたのは2013年末、このマスタークラスの動画は2016年です。
つまり回復までに2~3年くらいかけたということです。
しかし若い頃の録音と比べてもいい音のようにハリ弟子には聞こえます。
とても勇気づけられる動画です。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師