音楽家の悩みを解決するブログ " アレクサンダー・テクニーク "
テクニックはつきつめれば音を2つに分けるだけだけど
2020年1月20日
難しいところだけ取り出すとできるけど、全部通すとうまく行かない。 長い間この問題に悩まされてきました。 僕はもともとチューバを吹いていて、かなりおっさんになってからコントラバスに変わった人です。 同じ低音だから似たようなものと思いきやけっこう違っ...
アレクサンダー・テクニーク 1Day ワークショップやります
2020年1月14日
僕のかみさんの道子はアレクサンダー・テクニーク教師でかつヨガ・インストラクターです。 その道子と合同で開催するアレクサンダー・テクニークのワークショップ、今年も開催することになりました。 2月26日(水)の午前&午後、場所は東京 千駄ヶ谷のスタジオI-LAB。 ...
鍼灸師とアレクサンダー・テクニークを語る(2)
2020年1月11日
群馬 養気院の副院長岡本さんとアレクサンダー・テクニークを語るシリーズ、続きです。 動きの観察ってどんなふうに見えるの? 僕の通ったアレクサンダーの養成校は授業はグループ形式で、先生1人に何人かの生徒で進みます。 自分が先生にレッスンを受けているところを他の人は見るし、また他の...
鍼灸師とアレクサンダー・テクニークを語る(1)
2020年1月10日
1月5日(日)のアレクサンダー・テクニーク江古田レッスン会に群馬から岡本悠馬さんが来てくれました。 岡本さんは整動鍼発祥の鍼灸院、養気院の副院長です。 「そもそもアレクサンダー・テクニークって何なん?」 という素朴な疑問から遠路、東京までギター片...
久しぶりに練習したら弾き心地にとらわれた
2019年12月26日
久しぶりに楽器(コントラバス)の練習をしました。 久しぶりであるがゆえに気がつくこともあります。 それは「弾き心地」にとらわれた弾き方をしていたということ。 演奏中、1人の人間の頭の中では3つの別の作業が行われています。 1つは...
人間に椎骨は24個も必要なのか?
2019年12月22日
人間の脊椎の椎骨は頚椎7、胸椎12、腰椎5で計24個あります。 関節の数でいうと(数え方によりますが)50を超え、椎間板部も関節ととらえれば70以上です。 そして1個1個の骨が人体の長軸方向(垂直軸方向)に短い形をしています。 胴体の長さに比して...
レジェンドのアレクサンダー・テクニークは基本に忠実だった
2019年12月12日
マージョリー・バーストウというアレクサンダー・テクニーク教師がいました。 アメリカの人で1899年生れ、没年は1995年です。 彼女はアレクサンダーが教師養成を本格的に始めたときに第一期生として加わり、一番最初に教える許可を与えられました。 一番...
一回、息を吸い過ぎてみる実験
2019年12月10日
アレクサンダー・テクニークのレッスンにいらしたアンブシュアにお悩みのクラリネット奏者の方。 アンブシュアがゆれて(ふるえて?)しまって安定しません。 歯ぎしりの自覚もあるとのことで、顎関節の使い方との関係も疑われました。 ただこのときはちょっと思...
ロボットの足がスリム化してもまだ人間とは違うもの
2019年12月6日
かつてアニメのロボットはみんな足がでかかったです。 初代ガンダムのころはまるで板をはいたみたいな足でした。 それがエルガイム(これ分かる人は相当あれです(笑))あたりからきゃしゃなデザインが流行るようになり、エヴァンゲリオンでは人間と同じくらいまでスリム化されます...
カマキリを見て思った「やっぱり腕は前にあるらしい」
2019年12月5日
今日は趣味でやってるコントラバスのお話。 アレクサンダーやってるおかげで指の痛みとか疲労感はだいぶ解消してるのですが、それでもどうにもならない練習後の背中の痛みがありました。 この痛み、演奏中はなんともなくて翌日、翌々日くらいから出てくるもので、まあ直接演奏に支障...
アレクサンダー・テクニークかもしれない体験ができるレシピ
2019年11月28日
アレクサンダー・テクニーク関連の本を読んだ人なら「頭が動いて」「首を自由に」という言葉を見たことがあると思います。 実際にやってみたことがある人も多いでしょう。 読んでやってみて「ああこれね!」という人はいいです。 ほとんどは、よく分からなかった...
いったん音痴になるのも良いではないか
2019年11月26日
ジャズ・サックス奏者の川嶋哲郎さんがユッコ・ミラーさんと語るYoutube動画に最近はまっています。 すごくいいことおっしゃるんです、この方。 『(音程が多少悪くても)そこは開き直って、わたしは(音色の)好き嫌いで生きてるので、かんべんしてくだ...
ディストニアもどきと真のディストニア
2019年11月12日
先日のブログからの続き。 >>前回のブログ「演奏家の指の不調は手首から背骨にかけての筋張力バランスをみる」 筋肉が1か所で過度に収縮したものがコリです。 状態のいい筋肉は伸縮自在で柔軟性があるので動けるのに対し、コリのある筋肉は普...
こころにもガソリンが必要
2019年11月6日
先日開催した音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク1Dayレッスン会の続きです。 午後はかみさんの道子による緊張・ストレス対策。 本番に向けてやってきたことのチェック、会場の空間とつながる、聴衆とつながる、などなど本番当日にやれることはたくさんあります。 &n...
体幹のウォームアップ(脊椎編)
2019年11月5日
先週土曜は音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク1Dayレッスン会。 朝9時から東京千駄ヶ谷のスカイアイ・スタジオで準備。 半地下で音出しOK、明るくて気持ちが良い場所です。 僕は午前中の担当で「3Dムーブメント~脊椎のウォームアップ」をや...
手首を痛めやすいバイオリニストさんへ~手首を直そうとしていませんか?~
2019年10月26日
今日はヨガとアレクサンダー・テクニークで演奏家のお悩み解決をサポートする道子さんのブログから。 ***************************** スタジオに頻繁に来て下さる方で、 目が見えないバイオリニストの方がいらっしゃいます。 と...
舞台袖でできる緊張対策~ホルン奏者の場合~
2019年10月24日
僕のかみさんの道子さんは、ヨガとアレクサンダー・テクニークで音楽家にレッスンします。 彼女の家族は音楽家が多いです。 元サンフランシスコ交響楽団のヴァイオリン奏者、ウィーン国立音大出身のオルガン奏者、ヴィオラ奏者、アマチュアで楽しんでるチェロ、コントラバスなどなど...
舞台袖でできる緊張対策ヨガ~思うことから始まる~
2019年10月22日
おとといに続いてヨガ・インストラクターでアレクサンダー・テクニーク教師の道子さんのブログから。 舞台袖の出待ちの時間が嫌いな人、けっこう多いのではないでしょうか。 緊張するし、やることないし、、 そんなときどう考えたらいいか、何をしたら抜け出せる...
「ソロパートで繊細な音がほしいとき」~緊張もパワーにする方法~
2019年10月20日
音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク 1Day レッスン会、11月2日が年内最後の開催となります。 今日は共同講師の僕のかみさん、楠 道子のブログから記事をご紹介。 ソロでの緊張がテーマとなったバイオリン奏者とのレッスンです。 *******...
キレキレの体における筋肉のふるまいを妄想してみる
2019年10月15日
今日も思考実験してます。 めちゃめちゃうまいダンサーの身のこなしってまるで重さがないように見えますよね。 重力は下方向にはたらくので体重は床で支えられてるはずです。 普通の人が踊ったらそれが動きにも表れます。 でも一流のダン...