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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

ウェブサイト作り直しました

" 雑記 "

2022年2月7日

ウェブサイトを改訂しました。

 

今回はわたしにとって3代目のサイトになります。思いかえせば最初に作ったサイトは2013年、今から9年前でした。9年で3つ目というのが多いのか少ないのか分かりませんが音楽家・ミュージシャンに見てもらうためにどうしたら良いのか、それだけもがいてきたあかしでもあります。

 

いい機会なので初代からの変遷をふりかえってみます。

 

初代ウェブサイト(2013年~)

この頃はヨガ教室がメイン

この時はbodytune(しらべの前身)という名前で音楽家専門の身体調整とかみさんが主宰するヨガ教室をしていました。

 

活動の比重はヨガの方が大きくて、わたしの方はまだ鍼灸やアレクサンダー・テクニークを勉強中でした。解剖学など学んだ内容を音楽家向けにアレンジして紹介する場所として使っていました。

 

2代目ウェブサイト(2016年~)

bodytune鍼灸マッサージ院(しらべの前身)

2016年にわたしが鍼灸の免許を取ったことをきっかけに、bodytuneの屋号を音楽家専門の身体調整だけに使うことにしました(かみさんのヨガ部門はヨガ・コーチングSOLとして再スタート)。その時に作ったのがこの2代目サイトです。おそらく日本で唯一の音楽家専門治療院だったかと思います。

 

紫を基調にしたのは鍼灸が発祥した古代中国の陰陽五行論で最高位の色と考えられていたからです(諸説あります)。とにかく最高のものを!という意気込みだけはありました。

 

最新ウェブサイト(2022年~)

そしていよいよ現在のウェブサイトです。

音楽のための身体調整しらべ

昨年コロナ禍のなか品川の鍼灸院はりきゅうルーム カポスに移設して、音楽家専門部門としてリニューアルしました。

 

まず名称をbodytuneからしらべに変更。せっかく名前を知って調べようとしてもローマ字は打ち間違えやすくなります。シンプルな響きの日本語ならそのような不便をかけずにすみます。顧客目線で考えて面倒な障壁になるものをできるだけ取り除く発想です。

 

この延長でどうしたら音楽家・ミュージシャンに見てもらえるかを再検討し、今回は音楽家・ミュージシャンに響く色調・デザインにすること鍼灸臭さを消すことスマホに最適化することを重視してウェブサイトを再構築しました。

音楽家・ミュージシャンに響く色調・デザイン

基本の色を3色におさえました。金色に見えるのは真ちゅう(ブラス)、黒は黒檀(グラナディラ)、白は象牙(アイボリー)です。いずれもクラシックの楽器によく使われる素材を表しています。参考にしたのはウィーン・フィルのウェブサイトです。

 

ウィーン・フィルの配色を真似したのには理由があります。ウィーン・フィルの本体がウィーン国立歌劇場の専属オーケストラだからです。ウィーン国立歌劇場は年中オペラを上演していて舞台上の主役はむしろ歌手や合唱です。管や弦など楽器を演奏する人だけでなく歌や発声など声を使う人たちも応援したい思いをこの配色に込めました。

 

また歌劇場の公演はダンサー、大道具・小道具を作る人、衣装を用意する人などありとあらゆる大勢の職種がないと成り立ちません。演劇の素養も必要です。しらべのメイン・ターゲットは音楽家・ミュージシャンですが、舞台に関わるすべての人たちへと広がりを持たせています。

鍼灸臭さを消す

ハリはあくまで道具に過ぎません。もちろん人の体を調整する上でハリに優位性があるから使っていますが、施術を受ける側からしたら関係のない話です。

 

楽器を調整する職人が店を開くとしたら「〇〇楽器工房」「〇〇修理工房」「〇〇楽器調整」などと名乗るのが普通です。カンナやノミを使っていても「鉋鑿工房」とはいいません。鉋鑿工房といったらカンナやノミそのものを作ったり売ったりするところと思われるからです。

 

店名は売っている商品を表すのが基本のルールです。薬局は薬を売るところだから問題ありません。鍼灸院だけがハリやお灸を売るわけでないのに独特の慣習でこの名称を使い続けています。これでは何が得られるのか明確に伝わりません。

 

そこで名称から鍼灸を落として「音楽のための身体調整しらべ」としました。しらべで得られるのは身体調整です。それも音楽のための、音楽に最適化された身体調整です。ハリを使うことは施術方法の一環として説明するにとどめました。

スマホへの最適化

今回ウェブ屋さんにもっとも汗をかいてもらった部分です。今はスマホでしかネットにつながらない人が多いので絶対にスマホ対応しなければなりません。ところがウェブサイトのデザインは元々PCの画面サイズで作っているのでスマホで見るにはページが多すぎるのです。見やすくするには導線を工夫する必要があります。

 

スマホ版トップページ右上の横線3本、これをハンバーガーメニューというそうです(形がハンバーガーに似ているからだとか)。ハンバーガーメニューをタップするとメニューバーが出ます。普通は1種類しかありませんが、しらべではメニューバーをさらにタブ分けして「メニュー」「診療案内」「ブログ」へと飛びやすくしました(下画像では「メニュー」タブが表示されています)。

 

また書体にもこだわりました。ウェブサイトの書体はゴシック系が一般的です。それは明朝体で表示させるとスマホによっては文字化けしたり読み込みに時間がかかるなどのデメリットがあるからです。

 

しかし技術はどんどん進化しているのでこういった問題はすぐに解決されるでしょう。今回はサイトデザインのイメージである繊細さ、高級感に合わせて明朝体を基本にしました。

 

そしてローマ字のロゴにあるShirabeの最初のエスに注目いただきたいと思います。よく見るとト音記号を反転させた形になっています。五線にこれを重ねることで無意識に楽譜を思ってしまうようなデザインです。最初にデザイナーさんがこのアイデアを提案してくれた時は思わずうなってしまいました。

このデザインの実装に当たっては細い線が際立つようにしたり明朝体の文字がくっきり見えるよう調整したりとウェブ屋さんの技術力に助けられました。実際何度も修正・改善を繰り返して、現時点で限界まで最高の水準に仕上げてもらっています。本当に感謝です。

 

外観は美しく構築されました。あとは中身です。

 

しばらくブログの更新が止まっていましたがこれを機に月に2~3本は記事を更新していこうと思っています。実際、発表していないだけで書きたいネタはたくさんあります。期待してお待ちください。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

カテゴリー: 雑記.
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