すごい技術は量産器から生まれる
2022年5月26日
コントラバスコントラバス専門の職人さんに駒を調整してもらいました。 もともと私の楽器には強烈なウルフがあって、A線を弾くときは弦を弓の圧で押さえつけなければならず、またE線のA♭やGあたりはどうがんばっても音が響きません。反対にG線はギラギラした音色で、移弦のたびに違う楽器のように音が変わるの...
2022年5月26日
コントラバスコントラバス専門の職人さんに駒を調整してもらいました。 もともと私の楽器には強烈なウルフがあって、A線を弾くときは弦を弓の圧で押さえつけなければならず、またE線のA♭やGあたりはどうがんばっても音が響きません。反対にG線はギラギラした音色で、移弦のたびに違う楽器のように音が変わるの...
2020年8月24日
アレクサンダー・テクニークバジルさんの新しい本『バジル先生の吹奏楽相談室 よくわかる指導編』と『バジル先生の吹奏楽相談室 たのしく上達編』(学研)が出ました。 この本は著者バジルさんの他に各楽器それぞれ専門の奏者が執筆したコラムがあります。 そうしたコラムのうち、コントラバスのページを...
2020年6月30日
コントラバスヴィクター・セイザーのチェロの教本にはまっている話を前に書きました。 ≫ チェロの教本読んでおどろいたこと 上駒の高さが4.5mmと相当に高く、弦は指板に押して止めるのではなく「横に指を置き軽く持ち上げたり横に引いたりするように」すると良いという衝撃の提言がありま...
2020年6月6日
コントラバスコントラバス奏者の澤井さんから「おもしろいのでぜひ!」といただいてしまいました。 ヴィクター・セイザー『新しいチェロ奏法』(音楽之友社) 副題(身体に優しいチェロ演奏のために)のとおり怪我を予防して無理なくテクニックを学べるよう、アイデアが満載です。 &nb...
2020年1月20日
アレクサンダー・テクニーク難しいところだけ取り出すとできるけど、全部通すとうまく行かない。 長い間この問題に悩まされてきました。 僕はもともとチューバを吹いていて、かなりおっさんになってからコントラバスに変わった人です。 同じ低音だから似たようなものと思いきやけっこう違っ...
2019年12月26日
アレクサンダー・テクニーク久しぶりに楽器(コントラバス)の練習をしました。 久しぶりであるがゆえに気がつくこともあります。 それは「弾き心地」にとらわれた弾き方をしていたということ。 演奏中、1人の人間の頭の中では3つの別の作業が行われています。 1つは...
2019年12月5日
アレクサンダー・テクニーク今日は趣味でやってるコントラバスのお話。 アレクサンダーやってるおかげで指の痛みとか疲労感はだいぶ解消してるのですが、それでもどうにもならない練習後の背中の痛みがありました。 この痛み、演奏中はなんともなくて翌日、翌々日くらいから出てくるもので、まあ直接演奏に支障...
2019年8月26日
腱鞘炎・ばね指ちょっとおもしろい症例でした。 他の医療機関で右手中指の腱鞘炎ないしばね指疑いと診断されたベーシストの患者さん。 慣れない楽器を使ったことや長時間のリハなどをきっかけに指を曲げづらくなっていました。 自力で曲げてもらうと、中指の第3関節(MP関節...
2019年7月23日
アレクサンダー・テクニーク僕のアレクサンダー・テクニークのレッスンを定期的に受けてくれているコントラバス奏者の澤井さんから突然メッセージをいただきました。 ーーーーーここからーーーーー お世話になっています澤井です。 昨日の夜中帰ってきたのですが、青森の大間という所(本州最北端)で本番でした。 公民館の様...
2019年7月16日
コントラバス昨日おとといの連休は荒川区民オペラ「仮面舞踏会」の歌合わせでした。 両日とも14時~21時までみっちり!疲れました(笑) これだけ長時間コントラバスを弾くと指がつるので、今回、新たな発想を試してみました。 腕を前脚だと思ってやってみるのです。 ...
2019年6月14日
アレクサンダー・テクニーク定期的に僕のレッスンを受けてくださっているコントラバス奏者の澤井 慶さん。 そもそも一番最初にお会いしたのは僕が所属するアマオケの演奏会にトラとしてお越しいただいた時でした。 うちのオケはコントラバスが少なくていつも1、2名しかいません。 この時...
2019年6月12日
コントラバス実はこれ僕自身のことです。 人には生まれつき関節ががっちりした人とゆるい人がいるらしく、僕はふだん何もしてなくても後ろ手で合掌したり足が頭まで上がったりします。 関節包とか靭帯が人より少しあそびがあるのでしょう。 整形とか整骨院に行くと肘や肩をぐ...
2019年6月1日
コントラバスプロ・コントラバス奏者澤井さんとの5回目のアレクサンダー・テクニーク レッスン。 先日、管楽器奏者に試してみて呼吸に効果があったエクササイズを弦楽器奏者向けにアレンジしてやってみました。 >>最初からブレスが増し増しになるエクササイズ  ...
2019年5月25日
アレクサンダー・テクニーク立奏でやたら足の裏が疲れる、、、 なにをかくそう、僕のことです。 コントラバスを立ちで演奏すると足の裏がとても疲労します。 座奏ならいいかというとそんなことはなくて、弾きながら座ってる姿勢を維持するため足でがんばるらしくやはり足の裏がこります。 ...
2019年5月14日
コントラバス昨日の記事のおまけです。 Dr. モートンの動画で左手の押弦してる弦と肘の動きを観察。 座奏で楽器がほぼ固定なので両者の関係が分かりやすいです。 同じポジションでも4番線と1番線では肘の位置がまるで違います。 特に4番線なん...
2019年5月13日
コントラバス先日、プロのオーボエ奏者の方から「指はキーのそばである一定の距離のところにそわせるようにする」との話をうかがいました。 ご本人の意図とはちょっと離れるかも知れませんが、なるほど!と思ってさっそくコントラバスではどうなのか見てみました。 題材はベートーヴェン「交響曲...
2019年5月1日
コントラバスヴァイオリンの弓の持ち方を教える時には、弦に弓を置いた状態で構えが完成すると教えるそうです。 人からの伝え聞きなので理解が合ってるか分かりませんが、弓だけで持つと長い棒のはじっこで弓の重さ全部を支えることになります。 この状態でいくら持ち方を特訓しても、演奏中の実...
2019年3月26日
コントラバス東京佼成ウインドオーケストラ前田芳彰氏のコントラバス教本を入手しました。 今年2月に出たばかりのほやほやです。 ざっとしか読んでいませんがいろいろ画期的で驚きました。 これいい本です。 まず、かなり読ませる、考えさせる教本で...
2019年3月19日
アレクサンダー・テクニーク今日はコントラバス奏者澤井さんとの3回目のレッスン。 1番線から3番線など間の弦をまたいだ移弦を改善したいとのお話しでした。 題材として選ばれたのはJosef Hrabeのエチュード。 Hrabeは先日ブログに書いたシマンドルの先生です。 &n...
2019年3月15日
アレクサンダー・テクニーク写真のシマンドルは胴長短足に見えます。 短足というより、実際は膝を少し曲げて立っているように思われ、結果として胴体が長く見えるのかも知れません。 これが彼の自然な演奏姿勢だったかどうか分かりません。 100年以上前の写真なのでもしかしたら何十...