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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

チェロの教本読んでおどろいたこと

" コントラバス "

2020年6月6日

コントラバス奏者の澤井さんから「おもしろいのでぜひ!」といただいてしまいました。

 

ヴィクター・セイザー『新しいチェロ奏法』(音楽之友社)

 

副題(身体に優しいチェロ演奏のために)のとおり怪我を予防して無理なくテクニックを学べるよう、アイデアが満載です。

 

また「新しい」と言っているように斬新なことがさらりと書かれていて油断すると驚きます。

 

たとえば「弦を押さえる代わりに、弦の横に指を置き軽く持ち上げたり横に引いたりするように」とされていて上駒の高さが4.5mmとあります。

 

指板に頼らない押弦なんでしょう

 

弦楽器の音程を変えるには必ずしも指板につける必要はなくて、二胡がその代表です。

 

 

でもこれをチェロでやるのは相当に少数派ではないでしょうか。

 

澤井さんも、ハイポジションの奏法としては聞いたことあるけど、、ということでした。

 

なかなかすごいことを書くと思います。

 

コントラバスだと相当きつそうな気がしますがチェロだとそうでもないのかしら。

 

それでも著者によると横に引く方が良い確固とした理由があるようで、試してみたくなりました。

 

この本全体としては基本的な座り方、腕の動きと胴体、脚の関係性など、チェロ演奏に必要な体の使い方をよく考えて練った形で提案しています。

 

押弦についても本当は親指の力の入り具合、押弦してる指とそれ以外の指の力関係、手首、腕との関係も含めての話です。

 

普通の押弦であっても十分に役に立つでしょう。

 

コントラバスの奏法にも使えそうなアイデアがたくさんありました。

 

澤井さんもこの本をヒントにいろいろ研究されているようなので、今度お会いする時が楽しみです。

 

僕は僕で横に引く押弦が実用的なのかどうか、実験してみようと思います。

 

そういえば3年前にも割りばしで実験してましたっけ。

 

>>押弦について

 

今度は上駒に割りばし挟むことになりそうです。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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