肩こりの本当の原因
こんにちは!ハリ弟子です。
ハリ弟子はけっこう肩こりです。
でも、アレクサンダー・テクニークを始めてからは意識すれば肩こりをなくすことができるようになりました。
「意識すれば」なのですぐまた戻るし、残念ながら戻ってる時間の方が長いですが、、
自分の肩こりに取り組む中で分かったことは、肩こりは肩甲骨を好きなだけ動けるようにしておけばなくすことができるということです。
肩甲骨は変な場所にあるので分かりづらいですが、腕の構造の一部なので、動けてなんぼの骨なんですね。
実際、鎖骨と上腕骨としか関節がなくて、あとは筋肉に囲まれて浮いてるような状態です。
なんと17もの筋肉がついています。
先日、肩こりのツボとして首や肩周り以外の場所にあるツボを整理しました(>>肩こりのツボ)。
腕や足、お腹や腰周りにもツボがありました。
これはとりもなおさず、肩甲骨を動かないように固定している原因がそういった場所にもあるということです。
指を固めている、腰を反っている、股関節を固めて歩いている、などの動作により肩甲骨が動けないような条件を自分で作ってしまってるかも知れません。
なにせ17もの筋肉が付く骨です。
下は骨盤から上は頭蓋骨まで直接関係します。
意外なところでは舌骨ともつながっているために、肩甲骨の位置が悪いと声や管楽器の音にまで影響があります。
また当然ながら、弦楽器のボウイングやピアノなどのキータッチも肩甲骨の位置次第で相当変わります。
鍼灸で治す時は、凝っている場所と職業などの情報からどんな姿勢をとることが多いか類推しながら触診して使うツボを選びます。
しかし、さすが17もの筋肉が関わるコリです。
本当の原因を割り出せず、すぐまた戻るかもなあと思いながら、現場である首や肩にどんどん鍼を入れて一応の治療効果を出せるよう努力することもあります。
肩こりって簡単そうに見えてけっこう難しいです。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師