肩こりのツボ
こんにちは!ハリ弟子です。
鍼灸では肩こりに対応することが実に多くあります。
鍼灸師の間では施術機会が多いので簡単に思われるふしがあるのですが、ハリ弟子は実はあまり得意な意識がありません。
やってもやってもすぐ状態が戻る、パターンが多種多様で一筋縄に行かないなど、国民病というだけにけっこう奥が深いと思っています。
もう少しうまいやり方があるはず、そう思ってあらためて肩こりを捉え直すため、よく使われる教科書的なツボを羅列してみました。
肩こりの現場である首から肩にかけてのツボは除外してそれ以外のところでどんなツボを使うのか。
整理したのは、腕、脚、胴体(お腹とお尻)といった一見肩こりと縁がなさそうな体の部位にあるツボです。
これらのツボを使うのは凝っている場所を流れる経絡の延長上にあるからというのが教科書的説明ですが、いったんそれを白紙にして並べてみた時に何か見えることがあるのか。
こうして見ると手足の指先から肘、膝周り、お腹からお尻の仙骨周りまで、けっこうあるものですね、肩こりのツボ。
今日は観察の第一歩で特にオチはありませんが、なにか気づいたらまたこのネタで書こうと思います。
肘周り
曲池(きょくち)
前腕部
手三里(てさんり)
四瀆(しとく)
支溝(しこう)
内関(ないかん)
外関(がいかん)
手首
陽池(ようち)
神門(しんもん)
手部
商陽(しょうよう)
二間(じかん)
合谷(ごうこく)
少沢(しょうたく)
前谷(ぜんこく)
後渓(こうけい)
中渚(ちゅうしょ)
大腿部
風市(ふうし)
血海(けっかい)
膝回り
委中(いちゅう)
委陽(いよう)
曲泉(きょくせん)
下腿部
陽陵泉(ようりょうせん)
外丘(がいきゅう)
陽輔(ようほ)
懸鐘(けんしょう)
足三里(あしさんり)
上巨虚(じょうこきょ)
条口(じょうこう)
下巨虚(げこきょ)
三陰交(さんいんこう)
足首
崑崙(こんろん)
太渓(たいけい)
申脈(しんみゃく)
足部
足臨泣(あしりんきゅう)
京骨(けいこつ)
太衝(たいしょう)
胸腹部
膻中(だんちゅう)
期門(きもん)
不容(ふよう)
石関(せきかん)
天枢(てんすう)
気海(きかい)
関元(かんげん)
仙骨回り
八髎穴(はちりょうけつ)
小腸兪(しょうちょうゆ)
膀胱兪(ぼうこうゆ)
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師