音楽家の悩みを解決するブログ " アレクサンダー・テクニーク "
1906年のウィーン音楽院にデルサルトの教授がいた
2019年4月3日
アレクサンダー・テクニークを始めたF.M.アレクサンダーという人は若い頃、デルサルト教師を標ぼうしていた時期がありました。 デルサルトはF.M.アレクサンダーよりも前の世代の人でパリ音楽院出身のテノール歌手です。 >>アレクサンダー・テクニークの源流 ...
サックスのピアニシモに金管のアンブシュア筋トレを応用
2019年4月2日
今日も音楽家のアレクサンダー・テクニーク 2Days レッスン会の1コマをご紹介。 中学生サックス吹きとのレッスンでした。 もともと鼻抜け対策で始めたレッスンがどういう流れでか忘れましたが、究極のピアニシモを奏でる方法を探求していました。 ぱっと...
速くて大きい音を出したいチェロ奏者とのレッスン
2019年4月1日
昨日一昨日と音楽家のアレクサンダー・テクニーク 2Days レッスン会無事に終えることができました。 6月末の土日にまたやります。 ぜひ予定をあけておいていただければと思います。 今日はレッスン会でのひとコマをご紹介します。 ...
速い移弦はシングル・ピボットで
2019年3月19日
今日はコントラバス奏者澤井さんとの3回目のレッスン。 1番線から3番線など間の弦をまたいだ移弦を改善したいとのお話しでした。 題材として選ばれたのはJosef Hrabeのエチュード。 Hrabeは先日ブログに書いたシマンドルの先生です。 &n...
チェア・ワークってなに?
2019年3月17日
1個前のブログでコントラバスの奏法の元祖、シマンドルの体の使い方に関連して「頭と脊椎が一切縮むことなく」という話をしました。 >>シマンドルの体の使い方 これに関連して多くのアレクサンダー・テクニークの学校でやられているチェア・ワークを思い出しました。...
シマンドルの体の使い方
2019年3月15日
写真のシマンドルは胴長短足に見えます。 短足というより、実際は膝を少し曲げて立っているように思われ、結果として胴体が長く見えるのかも知れません。 これが彼の自然な演奏姿勢だったかどうか分かりません。 100年以上前の写真なのでもしかしたら何十...
演劇の手法を演奏にいかす
2019年3月11日
ここ数日紹介している米国のアレクサンダー・テクニーク教師、トミー・トムソン。 彼はもともと役者です。 その日は役者さんとのレッスンでちょっと面白いことをやって見せてくれました。 シェイクスピアの戯曲をそらで語りながら、 1 トミ...
多重迷走神経理論を音楽に生かすトミー
2019年3月9日
トミーは今回の来日で自分のレッスンが多重迷走神経理論に負っていると話していました。 僕はあまり詳しくありませんが、多重迷走神経理論は自律神経系の働きを理解するための学説の1つです。 危険な目にあった時の反応として闘うか逃げるか反応(闘争か逃走とも言われます)がよく...
トミー・トムソンのアレクサンダー・テクニーク
2019年3月8日
今、トミー・トムソン(Tommy Thompson)というアレクサンダー・テクニークの先生が来日しています。 トミーは米国でフランク・ピアス・ジョーンズ(Frank Pierce Jones)というアレクサンダー本人から直接学んだ人から教えを受けました。 &nbs...
コントラバス奏者澤井さんからの感想
2019年3月7日
今日の江古田はすごく変な天気でした。 夕方から急に雨足が強くなって嵐のような様相。 このところ確定申告に忙しく、ブログがおろそかになっていましたが今日から再開です。 先日、2回目のアレクサンダー・テクニーク(AT)のレッスンを受けていただいたコン...
生徒さんの感想(江古田レッスン会)
2019年3月3日
今日はアレクサンダー・テクニークの第3回江古田レッスン会でした。 クラリネットとユーフォニアムの仲良し2人組にご参加いただきました。 あまりにもなごやかな雰囲気の中、予定の2時間を30分ほどオーバー。 生徒さんの好奇心、吸収欲にできるだけこたえよ...
弦楽器の奏法と体格問題
2019年2月27日
体格と奏法の関係について女性のヴィオラ奏者と話したことがあります。 彼女は男の先生にしか習ったことがなく、姿勢を直すために壁を背にして肩甲骨をつけて胸を開くように教わったそうです。 当時これで弾きやすくなったそうなので一定の効果があったのは確かでしょう。 &nb...
コントラバス奏者澤井さんとのレッスン記録(2回目)
2019年2月25日
今日はコントラバス奏者澤井さんとの2回目のレッスンでした。 仕事の関係で自分のではない楽器を借りて弾いたこともあり、腕が痛くなったそうです。 なぜ痛くなったのか既に自分で分析されていて、演奏時の姿勢との関係で腕が伸び切った状態で弾いてしまうのが良くないのではないか...
弦楽器奏者に役立つ動きのリソース(脊椎)
2019年2月21日
弦楽器奏者に役立つ動きのリソース、上肢(=腕)、下肢(=足)ときたら残るは胴体です。 胴体の動きはつまるところ脊椎(せきつい)、つまり背骨の動きです。 これがまた手足と違って自分の動きが見えづらい、感覚的にも体のコアの部分なので感じにくいところです。  ...
弦楽器奏者に役立つ動きのリソース(下肢)
2019年2月20日
弦楽器奏者に役立つ動きのリソース、今日は下肢(かし)です。 下肢=股関節から下の足のことです。 チェロやコントラバスのように楽器を立てて重さを自分にあずけながら弾く楽器では、足の使い方ひとつで弾きやすさが変わってきます。 楽器自体の重さプラス...
弦楽器奏者に役立つ動きのリソース(上肢)
2019年2月19日
リソースとは資源とか使えるものという意味です。 弦楽器の演奏において普段見落としがちだけど、この動きも演奏に役立つよね!というものをいくつか書こうと思います。 今日は上肢(じょうし)。 難しい用語を使いましたが、要は「腕」です。 ...
神奈川フィル元団員 澤井さんとレッスン
2019年2月18日
ご縁あって、神奈川フィルハーモニー管弦楽団元団員でコントラバス奏者の澤井 慶さんにアレクサンダー・テクニークのレッスンをさせていただくことになりました。 「コントラバスこそアレクサンダー・テクニークを取り入れるといいと思うんですよね。」 という澤井さんからの一言が...
音楽家のアレクサンダー・テクニーク 2Days レッスン会
2019年2月10日
3月30日、31日にアレクサンダー・テクニーク教師でヨガ・インストラクターの道子と夫婦で音楽家向けアレクサンダー・テクニーク&ヨガのワークショップをします。 2日間で3コマ、セッションA~Cまであります。 セッションAは、鼻抜けに悩む木管リード楽器(クラリネット・...
アンブシュアの感覚はどのくらいあてになるの?
2019年2月8日
昨日の「クラリネット アンブシュアの支え」の記事の続きです。 クラリネットのアンブシュアを作るために(これが本当に正しい理解かどうか分からないのですが)どうも唇を真ん中に寄せ集める動きと、その反対に唇を四方八方に引っ張る動きを拮抗させることで安定したコントロールを得ようとしてるので...
クラリネット アンブシュアの支え
2019年2月7日
クラリネットのアンブシュアに支えという考え方があるかどうか分かりません(少なくとも金管ではたまに聞きます)。 でも、息の支えという言葉でやっていることとの類似で、考えてみるといいかもと思うことがあったので書いてみます。 ただし、僕はクラリネットの専門ではないので見...