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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

音楽のための療術家 楠 洋介

音楽のための療術家 楠 洋介

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

最近の投稿

ある新興宗教と鍼灸の話題についての詳細へ

ある新興宗教と鍼灸の話題について

2021年7月29日

雑記

少し前に、麻原彰晃が鍼灸師だったことで一連のオウム真理教事件と鍼灸のかかわりについてSNS界隈がかまびすしくなりました。麻原彰晃が鍼灸師だったのは事実です。地下鉄サリン事件の時僕は23才でまだ鍼灸になんの関心も持っていませんでしたが(鍼灸師になろうと思ったのはその二十年後)、このことはトリビア的知識...

理論家と臨床家の越えられない壁の詳細へ

理論家と臨床家の越えられない壁

2021年7月26日

整動鍼

ルート治療の白川さんと整動鍼の栗原さんの対談を見ました。多鍼と少鍼という見た目上正反対の方法をとるお二人ですが、なぜそれぞれ独自の方法を採用するに至ったかの経緯は似かよっており興味深いお話でした。お二人とも経絡治療などの古典的方法を学んだものの臨床の場でそれを生かせない経験をした、というのが独自路線...

鍼管の先端に見えるものの詳細へ

鍼管の先端に見えるもの

2021年6月30日

整動鍼

先日、鍼師が使う道具、鍼管について書きました。 ≫ 内径の限界に挑む   鍼師が鍼管に求めるのは内径の細さだけではありません。むしろ先端の処理を気にすることの方が多いように思います。   この鍼管は内径1.5ミリで既製品ではもっとも細かったので試しに買いました。しか...

ある頚椎とアンブシュア不調の関係の詳細へ

ある頚椎とアンブシュア不調の関係

2021年6月29日

管楽器奏者のアンブシュア不調

遠方にお住まいのトロンボーン奏者の方がいらっしゃいました。初回が半年くらい前で今回は2回目。症状はアンブシュアの不調で吹いているとけいれんしたり息が漏れたりし、音が鳴らなくなるというもの。   施術前に吹いていただくと、半年空いたわりには改善した状態が保たれていました。前回の施術で吹奏...

内径の限界に挑むの詳細へ

内径の限界に挑む

2021年6月27日

整動鍼

内径1.8ミリ   日本式の鍼治療では鍼だけ持って皮膚に立てることはありません。鍼管という筒を使います。1.8ミリというのはその管の内径であり、金属製の鍼管における標準的スペックがこの数字です。   実は1.8ミリが理想的でないことは1983年の研究試験によって明らかにさ...

演奏になんら支障のない鼻抜けの事例の詳細へ

演奏になんら支障のない鼻抜けの事例

2021年6月9日

管楽器奏者の鼻抜け

先日、トロンボーンの学生さんからチャットでメッセージいただきました。鼻抜けにお悩みとのこと。ただし僕がこれまでみてきた普通の?鼻抜けとはだいぶ様子が違いました。   鼻抜けとは管楽器を吹くときに息が鼻から抜けてしまう現象です。鼻の奥と口の奥はつながっていて、軟口蓋がこのつながりをふさぐ...

病人をみるな、病気をみよの詳細へ

病人をみるな、病気をみよ

2021年5月21日

整動鍼

「病人をみるな、病気をみよ」とは18世紀フランスの医師たちの言葉だそうです。   現代なら「病気をみるな、病人をみよ」が正義です。鍼灸学校でも全人的医療ということを教えられます。鍼灸は主観情報と客観情報をわりといっしょくたに扱うことも多く、もとより「全人的」と言えなくもありません。とも...

金管楽器奏者のアンブシュア不調と側頭筋・咬筋の緊張の詳細へ

金管楽器奏者のアンブシュア不調と側頭筋・咬筋の緊張

2021年5月8日

管楽器奏者のアンブシュア不調

金管楽器奏者のアンブシュア不調でしばしば見られる症状に、中音域から低音にかけて音が鳴らないということがあります。人によっては高音域では何も問題なくスルスルと吹けたりします。ところが中音域から下になると別人のように音が当たらないのです。   大方のケースで第3倍音(C管ならG、B♭管なら...

鼻抜けを考える(2021年5月版)の詳細へ

鼻抜けを考える(2021年5月版)

2021年5月7日

管楽器奏者の鼻抜け

音楽家専門の鍼灸をしていると一般的鍼灸院ではまず出会わない症状をみることがあります。その一つが管楽器奏者の鼻抜けです。   鼻抜けは管楽器を吹く時に鼻から息が出てしまう現象です。なぜ起こるか?簡単に言えば軟口蓋の閉鎖が不十分なために起こります。   ただしこの軟口蓋の閉鎖...

弦楽器弾いた後で声がかすれる理由を考えてみたの詳細へ

弦楽器弾いた後で声がかすれる理由を考えてみた

2021年5月5日

喉や声のトラブル

先日シャツの第2ボタンが取れてしまいやむなく第1ボタンで閉めることがありました。当然、喉がきつくて「うえっ」となりましたが、思うところあってボタンはそのままに肩を前にせり出して巻き肩のような形にしてみました。すると喉の苦しさが消えました。   そこでふと思いました。シャツでそうなるとい...

出来たのに出来なかったと思う罠の詳細へ

出来たのに出来なかったと思う罠

2021年4月24日

雑記

痛みが急に取れると多くの人はまだ痛いところがあるんじゃないかと思ってあれこれ試します。しかし「まだ少し痛む」と言う場合でもさっきより大きく動かせればそれは改善しています。あるいは「今度はこっちが痛い」と言う場合もさっきの痛みは取れたので一歩前進です。   演奏にまつわる不調の場合、なに...

コミュ力はASDに学ぶの詳細へ

コミュ力はASDに学ぶ

2021年4月22日

雑記

医療系の職種はコミュ力(コミュニケーション能力)が大事と言われます。この類の言葉として他にも、共感力、傾聴力などなど検索するといろいろ出てきます。   鍼灸師もこの種の力が必要と言われる職種です。人を相手にする仕事だからでしょう。技術職的な色合いがつよい一方で人の困りごとを解決するには...

二千年ぶりのシステム更新の詳細へ

二千年ぶりのシステム更新

2021年4月15日

東洋医学

なんとなくの印象ではありますが、整体には脊椎の調整を重視する流れが多いように思います。   ウィキペディアにも整体は「現在、俗に用いられる意味では、カイロプラクティック(脊椎指圧療法)に似た骨格の矯正(主に脊椎)を目的とした手技療法を指して使われることが多い。」(≫ ウィキペディア)と...

音楽家のための鍼灸院の選び方の詳細へ

音楽家のための鍼灸院の選び方

2021年3月17日

整動鍼

音楽家にとって良い鍼灸院とは何かずっと考えています。   開業以来「音楽家のための鍼灸」の看板を掲げ続けているからです。   普通に考えれば鍼灸は健康になるためにあります。   「健康のための鍼灸」が正解です。   でも健康ってなんのためでしょ...

どんな鍼が音楽家の体の調整に向いているのかの詳細へ

どんな鍼が音楽家の体の調整に向いているのか

2021年3月15日

整動鍼

昨日は整体やマッサージと比べて鍼の方が音楽家の体の調整に適していることをお伝えしました。   では鍼ならどんなやり方でも良いのでしょうか。   そんなことはありません。   一口に鍼と言ってもいろいろなやり方があるからです。   たとえば凝って...

音楽家の体の調整に鍼が適している理由の詳細へ

音楽家の体の調整に鍼が適している理由

2021年3月14日

整動鍼

音楽家で体のメンテナンスをしない人はいないと思います。   こと職業演奏家であれば特にそうです。   メンテナンスと一口に言っても整体、カイロ、マッサージ、そして鍼などいろんな方法があります。   音楽家としての仕事内容を考えたときに、そのどれが自分にとって...

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動画作りの裏側

2021年3月2日

雑記

先日上げたYouTubeへの動画にたくさんの反響をいただきました。   ありがとうございます。   このホームページで施術例を書くのは理由があります。   音楽家がかかえる症状に鍼灸が役立てられることを知ってもらうためです。   症例ページ(≫...

読書日記の詳細へ

読書日記

2021年2月28日

雑記

最近、スマホを変えました。   片手におさまるサイズが好きで長年iPhone5を愛用してきましたが、対応できないアプリがたくさん出てきたのでついに機種変。   いきなりiPhone12proになりました。     8年ぶりにアップデートしたi...

サックス奏者 大野真奈さんの施術の詳細へ

サックス奏者 大野真奈さんの施術

2021年2月27日

指の不調

ジャズ・サックス奏者 大野真奈さんのご協力により、施術前後の変化と感想を撮影させていただきました。   許可を得てYouTubeに動画を公開しております。   大野さんは左手の震えなどの症状で定期的に通われていて、一回の施術+セルフ・メンテナンスでだいたい1~2か月ほど良...

音楽家向け鍼灸施術に音出し部屋が必要な理由の詳細へ

音楽家向け鍼灸施術に音出し部屋が必要な理由

2021年2月26日

雑記

音楽家の症状に鍼灸は効くのでしょうか?   「効きます!」と言いたいところですが、ものごとはそんなに単純じゃありません。   これを考えるためにはまず「音楽家の症状」を定義しなければなりません。   とりあえず「楽器の演奏ないしは歌を唄うのに支障が出るような...

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