カマキリを見て思った「やっぱり腕は前にあるらしい」
今日は趣味でやってるコントラバスのお話。
アレクサンダーやってるおかげで指の痛みとか疲労感はだいぶ解消してるのですが、それでもどうにもならない練習後の背中の痛みがありました。
この痛み、演奏中はなんともなくて翌日、翌々日くらいから出てくるもので、まあ直接演奏に支障ないし日常生活に困るほどでもないのでしょうがないのかな、とある種のあきらめと放置の気持ちでいたわけです。
それがあるとき偶然、カマキリがえさを捕らえる現場を目撃して、彼(彼女かも?)の腕の使い方がヒントになりました。
なんのことはない、アレクサンダーで何度も言われてきた「腕は鎖骨から動く」ということ。
カマキリの前足は胸部のど真ん中に付いていて、多分それゆえに獲物を口元に運ぶのに威力を発揮するように見えました。
人間の腕はカマキリとは違うけど、場所だけ見たら胸鎖関節はかなり正中線に近いです。
それでコントラバスの演奏中にそのイメージをもって腕を使ってみました。
弾いてるうちに体勢が変わって肩を後ろに引くことで楽器を支えようとしますが、休符のたびにイメージを入れ直し気をつけられる限り前で弾く考えを持ち続けます。
それからというものあの痛みが起こることはなくなりました。
今のところ、別にこれやったからと言ってうまくなっておらず、まあ地味な違いですが(笑)
でも前のやり方をベースにこのまま練習し続けても上達が頭打ちな気がこのごろしていました。
それよりはこの新しい方がずっと遠くまで進んでいける予感はしています。
前にもどこかで書きましたが、僕はもともとTubaを吹いていてコントラバスを始めたのはだいぶ遅咲き、30才台も半ば過ぎでした。
それが数えてみたら今年でなんと12年!
ずっと自分のことをコントラバス初心者だと思ってましたが、Tubaは(ブランク除いて通算10年くらい)で初心者だと思ってないのでそろそろ変ですね、この自己認識。
40過ぎてもまだまだ上達したい、しよう!
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師