「フォルテのところが苦しい」 ~クラリネット奏者の方へ~
" アレクサンダー・テクニーク "
かみさんのレッスン(アレクサンダー・テクニークとヨガ)を紹介するシリーズ。
今回のお相手はクラリネット奏者のようです。
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「フォルテ」と思うと、
お腹に力を入れることや、口から空気を強くだすことに
気がとられてしまうようです。
でも、「息を使う。吐く」ことは、本当は全身運動で、
身体全体の筋肉が関連しています。
口のあたりや、お腹だけを使おう、というような部分だけを意識することが、
もっと出る息を制限してしまうことも多いのです。
特にあしも呼吸と関係があるのです。
呼吸、と言えば、横隔膜の動きが関連してきますが、
あしの筋肉である腸腰筋は、
ちょうど横隔膜の下の方とつながっているのです。
つまり呼吸に関連する横隔膜の動きは、
あしが動かしやすいことがとても大きく影響します。
あしを自由に使うために、生徒さんには、ちょっと膝を曲げてから、
股関節を使ってクラリネットを構える時の立ち方を変えてもらいました。
ちょっと前からまだあしに余裕のあるところで立ってもらいます。
前から頭からあしまで動きだしたとき、
深い音が素敵に響きました!^_^
うわぁ、っと
聞いていた人も感激の瞬間でした。
(でも、まだまだ余裕がありそう♪)
カラダの使い方を知ると、
音楽の可能性は、無限大!
さらなる発展が楽しみです!
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この記事を書いた人
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師