クラリネットのアンブシュアと表情筋の役割
こんにちは!ハリ弟子です。
昨日ご紹介した自動演奏ロボットの唇は軟らかい膜状の部材を使っていて、リードのどこにどのくらいの力で当てるかはその裏にある人工の歯でコントロールしていました。
人間の場合にはどのようにしているのかとずっと考えているのですが、今のところの考えを書いておこうと思います。
youtubeなどの動画でいろんな人の演奏を見ると、だいたいどの人も唇の周囲を顔面の骨格にべたっと貼り付けておくような筋肉の使い方をしているように見えます。
なんのために貼り付けておくのでしょうか?
あんまり根拠もなくそんな気がするという程度ですが、骨という固いものの上で皮膚をべたっと伸ばすように貼り付けることで唇周りのお肉が周辺に逃げないようにしてる気がします。
そうすることで中身の詰まった唇ができて、リードに当ててもある程度の弾力をもって押し返すようになっているのではないか。
例えて言うと、緩衝材のプチプチみたいな、、
さらにこのプチプチは形や弾力を自在に変えられるプチプチです。
出したい音に合わせて表情筋をどうにかすることで唇の形を変え、リードに当たる一番ピークの位置をずらしたり、弾力を変えたりしているのではないかと思います。
人が吹いている動画を見ても、下唇の真ん中付近はマウスピースに隠れて見えないので確信はありません。
吹いてる最中に楽器を引っこ抜けば分かりそうですがさすがにそんな動画はありません(笑)
また考えが変わるかも知れませんが、当面これにて自分で吹いたり、アレクサンダー・テクニークの生徒さんの動きを観察しようと思います。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師