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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

福岡からいらした声楽の方とのレッスン

" アレクサンダー・テクニーク "

2018年8月18日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

先日、アマチュアで声楽を学ばれている方が福岡からいらしてアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてくださいました。

 

普段は福岡にいて仕事のかたわら研鑽を積み、夏休みなどのまとまった休みに東京の先生に習いに来るとか。

 

その熱心さには脱帽するしかありません!

 

ハリ弟子とのレッスンでは声楽の先生に言われていることをアレクサンダー・テクニークを使いながらやってみるという形で進めて行きました。

 

声楽の先生からはお腹のここがとか背中のどこをどうする、といった具体的で細かい指示をたくさんもらっています。

 

アレクサンダー・テクニークでは直接そこにアプローチすることはあまりなくて、結果としてそうなるような体全体の使い方や体の他の部分をどうしたら良いか、という間接的なアプローチが多くなります。

 

この時は、頭が動いて体全体をそれについて行かせながら、足を使って少しスクワットしながら、声楽の先生に言われたことをやりながら歌ってもらったところ、できている時に一番近づくことができました。

 

アレクサンダー・テクニークというとハンズ・オンと言って先生が手で触れながら動きをガイドするのがレッスンという認識が多いと思います。

 

ハリ弟子ももちろんハンズ・オンを使います。

 

でもさっきの「頭が動いて体全体をついて行かせながら ~ 歌う」のは本来的には誰でもできることです。

 

そういう機能がもともと備わっているのなら、最初から全部自分でやって、やりたいこと(この場合は歌)が少しでもうまくいくという体験を自ら積んでいく方が良くはないでしょうか。

 

ハリ弟子の先生であるバジルさんの初期の先生ウルフリード・トゥーレさんは、アレクサンダー・テクニークを創始したアレクサンダー氏には教えてくれる・やってくれる先生がいなかった、そのことをよく理解している必要があると思う、と話したそうです(>>バジルさんのブログ「生徒の論理的能力を尊重する考え方」)。

 

福岡からいらした方に、次にいつお会いできるか分かりません。

 

この方の歌の探求の中でそれなりに長い時間試行錯誤して使って行けるような手順なりレシピはどんなものだろうか?

 

そんなことを考えながらのレッスンでした。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

カテゴリー: アレクサンダー・テクニーク. タグ: , , .
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