サックスのピアニシモに金管のアンブシュア筋トレを応用
" アレクサンダー・テクニーク "
今日も音楽家のアレクサンダー・テクニーク 2Days レッスン会の1コマをご紹介。
中学生サックス吹きとのレッスンでした。
もともと鼻抜け対策で始めたレッスンがどういう流れでか忘れましたが、究極のピアニシモを奏でる方法を探求していました。
ぱっとひらめいて、以前バジルさんに教えてもらった金管アンブシュアの筋トレをやってみました。
可能な限り口角を横に引く力だけ使ってバズィングするものです。
唇を真ん中に寄せる力をオフにしたまま音を鳴らす(ないし鳴らそうとする)のはけっこうきついですが、やってみると表情筋のふだんあまり使わないところがしっかり使われる感覚があります。
ただし、やり過ぎると過度に筋疲労するリスクがあるので1日5分まで。
レッスンでは5分もやりませんでしたが、これをやってから楽器を吹いてもらったら、さっきまでと比べて1段いや2、3段くらい静かなピアニシモが安定して出せるようになりました。
それもすごくきれいな音で。
無限ピアニシモの美しい音をしばらく探求したあとでその音のクオリティはそのままにフォルテで吹いたり、いろいろ遊んでもらいました。
普通の音量に戻っても音ががらりと変わっています。
弱音での美しい音を追求すると息をリードの振動に変換する効率が良くなるのでしょうか?
思いつきで始めたことでしたがやってみて良かったです。
この記事を書いた人
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師