クラリネットのリードの削り方教えてもらいました
こんにちは!ハリ弟子です。
8月の末頃からアレクサンダー・テクニークの生徒さんに楽器を貸していただいてクラリネットを始めました。
やってみると分かることっていっぱいあります。
ハリ弟子は金管のTubaは経験ありますが、リード楽器は初めてで目からうろこでした。
中でもあのリードなるものの如何ともしようの無さは金管の経験からすると実にもどかしいものです。
同じメーカーの同じリードを買っても1枚1枚実に個性があること、、
それが良さであり楽しいところとも言えますが、クラリネットやオーボエの人が二言目にはリードの調子が、と言ってる意味がようやく分かりました。
こうなると削り方が気になってしまい、行き着いたのがこちらのホームページ。
北海道で活動されているクラリネット奏者渡部真梨子さんが東京に出張して教えてくれる勉強会とのこと。
さっそく申し込んで行ってきました。
まずリードの形状についてじっくり学びます。
厚いところ、薄いところ、先端、真ん中の芯、芯からなだらかに左右に傾斜するところ、先端に向けて傾斜するところ、それぞれの部分の意味、音との関係性、メーカーによる違いなどなど、全部教えてくれました。
これが分かったら、あとは欲しい音に近づけるように削る作業です。
元々工作は好きな方なので楽しいです。
やすりで1、2回だけシュッシュッと。
教えてもらったとおりに削ったリードを楽器につけて吹いてみたら、確かに吹き心地が変わります!
ただし一度に欲張ってたくさん削ると状態が変わり過ぎてかえってだめにするリスクになるので、あくまでも1日に1、2回程度の削りで我慢する、これがポイントのようです。
厚いのは削れますが薄いのは元に戻せません、確かに。
リードは1日にして成らず、こうやって少しずつ自分の好きな方向にリードを育てていくのだとか。
息の長い作業ですね。
金管のマウスピース、弦楽器の弓なんか1個いいのが手に入ったら一生使えます。
肝心の発音体の寿命が短いってのは本当に大変な苦労があるのだなとよく分かりました。
また、水に浸けて乾かす工程も入れた方が良いそうです。
これをした方がリードの植物成分が中で均一になるかなにかで安定した状態で長持ちさせられるとか。
やり方はこちらの動画で説明されてるのとほぼ同じです。
正直、ハリ弟子は経験が浅すぎて良し悪しまではよく分かりませんでしたが、どこをどうすればどっちの方向に変わるという理屈はよく分かりました。
思ってたより実験科学で、まったく博打の要素はありません。
とても丁寧で分かりやすい良い講座に感謝です。
変化を楽しんで、これからも削ります!
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師