声楽の方とのレッスン
こんにちは!ハリ弟子です。
サッカーのワールドカップが終わってしまいました。
結果はフランス優勝、おめでとうございます!
ハリ弟子はどちらかと言えば初優勝を目指すクロアチア寄りで観ていましたが、4対2で負けてしまいました。
点を取らないと次がないトーナメント戦では守備を犠牲にしても攻めなければならず、こういう展開も致し方ないですね。
さて昨日は福岡から声楽の方がいらっしゃいました。
仕事のかたわらソプラノを続けられていて3連休は東京の先生のレッスンを受けに泊りがけでいらしたとのこと。
たまたまbodytuneのことをネットで知って、東京にいる間にということで急きょご連絡くださいました。
実はハリ弟子、声楽の方とアレクサンダー・テクニークのレッスンをしたことはありません。
でもアレクサンダー・テクニーク自体が100年ほど前、声が出なくなったオーストラリアの俳優アレクサンダーさんが声を改善する体の使い方に気づいて発展させたメソードです(近年研究が進んで、さらに古い19世紀のデルサルト・システムを継承したとの説もありますが)。
声楽家など純粋に声だけで勝負する音楽家とは相性がいいだろうとかねがね思っていました。
頭と脊椎がいい具合に連動してそれが足までつながった時、何かが起こって声が変わりました。
全身の部分部分が少しずつ変わってそれが全体になった時に起こる変化です。
残念ながらこういう変化は言葉にするのが難しい面があります。
実際にレッスンを受けると明確に言葉にできなくても体験として「こういうこと」というものが残ります。
とりわけ初めての方や当初の数回では、その体験を持ち帰っていただくレッスンが多いです。
体験の回数が増えてくると、脳が自然にそれを概念化します。
概念化が進んで言葉にできるようになれば「こういうこと」に至るための手順を言葉にして実際にそれをやって、再現性のあるスキルにするレッスンが増えます。
概念が言葉にならなくても「こういうこと」に導いてくれるようなイメージなり考えなりを使うことによって、再現性のあるスキルを目指すこともあります。
今回の方も「こういうこと」を体感していただけたようです。
「アレクサンダー・テクニーク、すごくおもしろい!!」
と言っていただき、その後で鍼も受けて行ってくださいました。
ハリ弟子にとっても初めての声楽の方とのレッスン、とてもいい体験でした。
お越しいただいて本当にありがとうございます。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師