聴力の調べ方
こんにちは!ハリ弟子です。
伝音性難聴か感音性難聴かは、音叉があれば調べられます。
そう!オーボエの人が持っているあれです。
調べ方は以下のとおりです。
〇 聞こえない側の耳たぶの裏で固い骨が触れるところに、振動させた音叉の根本を当てます。
〇 この時点で聞こえなければ、感音性難聴です。
〇 聞こえる場合は、音叉を当てたまま音が聞こえなくなるまでしばらく待ちます。
〇 そして、聞こえなくなったらすぐに音叉を耳の穴のそばに移します。
〇 これで聞こえなかった場合は伝音性難聴、聞こえる場合は感音性難聴です。
鍼灸学校時代、医療用音叉が学校にもあって、ハリ弟子も調べてもらったことがあります。
結果はみごとに伝音性難聴でした。
ただし、これで分かるのは伝音性難聴か感音性難聴かだけです。
聴こえの程度を調べるには、聴覚検査を受ける必要があります。
耳鼻科の病院に行くとたいていオーディオメーターという機械が備えられています。
ヘッドホンをつけて、機械から出てくる音を聞いて、聞こえたら手元のボタンを押します。
病院の人が機械を操作して、音量や音の高さを変えたり、ヘッドホンの付け方を変えたりして、あらゆる角度から聞こえ方を調べてくれます。
結果はオーディオグラムという折れ線グラフで表されます。
これを見れば、自分は高い音で聞こえにくいのか、低い音で聞こえにくいのか、左右差があるのかなど、より詳しい状態を知ることができます。
治療の効果があがっているかどうかも、オーディオグラムをとると客観的に分かります。
病院と合わせて鍼灸の治療を受けられる場合には、オーディオグラムを鍼灸師に見せていただけると経過が分かりますし、治療法を検討する時の参考にもなります。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師