アルジェリアの記憶
こんにちは!ハリ弟子です。
今日で仕事納めです。
だからというわけでもないですが、たまには鍼灸ともアレクサンダー・テクニークとも関係の話題を。
最近、変な夢を見ます。
目の前で自爆テロがあったり、モスクが爆破されて崩れ落ちる夢です。
ハリ弟子と中東・北アフリカとのつながりは1992年のアルジェリアにさかのぼります。
当時、学生だったハリ弟子はアルジェリアの小学校の修繕ボランティアとして、カビール地方の村に入りました。
現地在住のアルジェリア人と、外国から参加のボランティア合同で一緒に働き、良き仲間となりました。
しかし、その頃すでに情勢が不安定になっていたアルジェリアは、その後10年にわたる内戦状態に陥ります。
ハリ弟子が入国するとき存在していた空港の建物が、ボランティアを終えて帰国するときには爆破で使えなくなっていました。
草っぱらを歩かされて、仮設のオフィスで出国審査したような記憶があります。
外国からのボランティアを受け入れていた現地団体の会長は、その後、命の危険を感じてフランスへ移ったと聞き、連絡も取れなくなりました。
他のメンバーの多くも、恐らくは生きるために出国したでしょう。
残ったアルジェリア人の友人も、数年は手紙のやりとりをしたのですが、先方から伝わってくる状況があまりにも悲痛で返す言葉がなく、返事できないままになっています。
それから20年以上が経ちましたが、置きどころを求めた記憶がいまだにさまよっているのかも知れません。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師