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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

動画作りの裏側

" 雑記 "

2021年3月2日

先日上げたYouTubeへの動画にたくさんの反響をいただきました。

 

ありがとうございます。

 

このホームページで施術例を書くのは理由があります。

 

音楽家がかかえる症状に鍼灸が役立てられることを知ってもらうためです。

 

症例ページ(≫ 症例)では定型の様式で事実をたんたんと、ブログはもう少し自由に僕自身が感じたこと、思ったこともまじえながら伝えています。

 

他方、動画で意識したのは変化の追体験です。

 

百聞は一見に如かず。

 

施術の直前直後で演奏してもらえば違いは明白です。

 

とはいえ撮影した動画のどの部分を比較したらよいか、変化が分かりやすいところというのはあります。

 

それは対照的に動きが変わったところです。

 

腕が上がらない → 上がるとか、震えがある → なくなる、というのは映像としてとても分かりやすい。

 

ところがリアルタイムで自分がその場で見たものだとこれが判断しづらいのです。

 

なぜなら目に見える動きの変化と患者さん自身が身体的に感じる変化が必ずしも一致しないからです。

 

見た目に大きく変わっていても「・・・」なことがあれば、ほとんど変わってなくても「おー!!」と本人が大きく納得することもあります。

 

リアルではこのどちらも記憶に残っています。

 

すると見た目に地味な「おー!!」となったシーンを使いたくなります。どうしても。

 

自分の感覚があてにならないので、5分ほどの長さに編集した段階で他人に見てもらうことにしました。

 

返ってきたコメントはどれも動きの変化が見て分かるシーンを推してきます。

 

同時にキャプションを入れると良いとのアドバイスもいただきました。

 

なるほど!キャプション付きなら地味なシーンの変化も伝わるかもと思いましたが、でもそれをあえて動画でやるメリットはあるのだろうか?と思い直しました。

 

結局地味なシーンをばっさりカットして2分ちょっとにまとめました。

 

媒体によってどうしても伝わらない・伝えづらいものがあります。

 

白黒の絵画で色彩が伝えられないように、ある程度割り切りも必要です。

 

臨床では地味でも「おー!!」となった瞬間を大切にすることが多々あります。

 

患者さん自身の体験としてはこちらの方がインパクトが強いからです。

 

しかし動きが対照的に変わった瞬間にも等しい価値があります。

 

どちらも鍼による変化という点では変わらないので。

 

ちなみに今回使用したのはお絵描きソフトがAffinity、動画編集がiMovieです。

 

撮影自体をiPhoneでやっておりスマホ上で編集してYoutubeまで上げられるiMovieは大変便利でした。

 

キャプションはフォントの自由度こそありませんが色とサイズは指先でどうにでも変えられます。

 

イラストや場面ごとのタイトルはどうしてもPC上の作業になりますが、出来た絵をスマホに送ってしまえばあとは同じです。

Affinityは素材さえあればあとは配置するだけで簡単でした。

 

ホームページの記事は文章多めですが今後は患者さんの承諾が得られたらという条件付きで、動画の記事も充実させたいと思っています。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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