クリスマス・イヴの謎
こんにちは!ハリ弟子です。
今日はクリスマスですね。
クリスマスって25日なのにクリスマス・イヴが24日ってのが子供のころ納得いかなくてずっと謎に思っていました。
「前夜」と呼ぶこともありますが、そもそも当日じゃなくて前夜にする理由もよく分かりません。
筋の通らぬ?ことが嫌いな子供だったようです。
この謎が解けたのはだいぶ後になってから、なんと仕事でサウジアラビアに滞在していた時でした。
先方が主催する会食か何かに招かれた時に現地スタッフがアラビア語で日程を確認しているのです。
「午後7時ってのはグレゴリオ暦の24日の午後7時でいいんだな?」
こんな感じだったと思います。
意味分かりませんね、、
サウジアラビアの公的な暦、ヒジュラ歴では1日は日没から始まります。
なので彼らの24日は日本なら23日の日没から24日の日没までになります。
午前零時で機械的に日付が変わるのが当たり前だと思っていたのでけっこうカルチャーショックでした。
アポイント調整で現地スタッフが執拗に確認していたのはこのためです。
これが分かってからクリスマス・イヴの謎も解けました。
このカウントの仕方だと25日は24日の日没から25日の日没までになります。
別に前夜という認識ではなく、単に25日に収まる行事だったのですね。
サウジアラビアでは公共の場でクリスマスを祝うのは彼の地では御法度です。
そんな国でクリスマスの謎が解けるとは、、
暦をめぐる常識打ち砕かれ体験はまだあります。
ヒジュラ歴では1年が354日で、西暦2018年12月25日はヒジュラ歴1440年4月16日です。
1年の日数が短いので季節と月の関係がありません。
年齢はどっちでカウントするのか(ヒジュラ歴の方が早く齢をとる)、給料日はどっちの月の25日にするのか(ヒジュラ歴の方がちょっと得をする)、常識の基盤がまったく異なる社会で仕事をした経験は多分?今でも患者さんや生徒さんの気持ちを理解するのに役立っていると思います。
↑編集↑
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師