J. シェルツァーのTuba
こんにちは!ハリ弟子です。
J. シェルツァーというとトランペットで有名な管楽器ブランドですが昔はTubaも作っていて、ハリ弟子は縁あって1本所蔵していました。
いました、というのはこのほど手放すことになったからです。
この楽器を入手したのは確か2004年、横浜のセントラル楽器でした。
当時ハリ弟子はけっこう熱を入れてTubaを吹いていて、C管の楽器を欲しいと思っていました。
中古の楽器をあちこち楽器店で物色する中にすごくいい楽器のはずなのにえらく安値で出されていたのがこの楽器だったのです。
不思議に思っていろいろ調べて分かったのは、かつて武蔵野音大で教えていた故貝島克彦先生のご遺品だということ。
貝島先生がアメリカに留学されていた頃に現地で購入し帰国する際に持ち帰ったもので、歴史上日本に入った初のC管Tubaだとか、購入時は当時のトヨタ・クラウンが買える値段だったとか、いろいろなお話をゆかりの方から教えていただきました。
そういうわけで大切に大切に持っていたのですが、ハリ弟子自身がコントラバスを弾くようになってほとんどTubaを吹く時間が取れなくなってしまいました。
楽器はやはり使ってもらってなんぼです。
信頼できる楽器屋さんTuba 88に委託で置かせていただくことにしたのが1年以上前。
最近のTubaはピストンでフロント・アクション、C管は5番ロータリー標準装備という中、4本ロータリーでサイズも小型と古式ゆかしいスタイルでちょっと時間はかかってしまいましたが、いいオーナーさんにめぐり会えたようです。
末永く新しいオーナーさんと幸せな音楽を作ってくれたらと願っています。
長い間置かせていただいたTuba 88さんにも感謝です。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師