頭痛にこのツボ、大椎
" 頭痛 "
こんにちは!ハリ弟子です。
先日かみさんが頭痛になりました。
かみさんはパソコンを打っていて座ったままの姿勢だったので、なんとなく打ちやすいという理由で大椎(だいつい)に1本だけ鍼をしました。
大椎は背中のツボで首の付け根の大きな骨が触れたらそのすぐ下です。
風邪の時に温めると良いと言われています。
頭痛に使ったことはありませんが肩こりや首こりにはよく効きます。
かみさんは座ったままパソコンとにらめっこしていたので、直観的に肩や首のこりから頭痛になっていると思ったのかも知れません。
大椎に鍼をすすめたら直後から鼻の奥がぱかっと開いて目が楽になったそうです。
もちろん頭痛も消えました。
東洋医学的には、大椎は首を通る陽の経絡をこれ1つで全部通すツボです。
首を通る陽の経絡には督脈、大腸経、胃経、小腸経、膀胱経、三焦経、胆経の7つがあって1か所で全部通せるので効率がいいのです。
また解剖学的に見ても頚椎と胸椎の間なので、脊椎の動き方が変わる関所のような位置に当たります。
頚椎は回るのが得意ですが胸椎は肋骨があるためにそこまでは回りません。
動きの性質がここで変わるせいか固めやすいところです。
こんなに1か所で良くなってくれることはあまりありませんが、身内でもこういうことがあると嬉しいですね。
この記事を書いた人
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師