KARADAコラム「肩こり対策」:歯を食いしばっていませんか!?
(こちらの記事は、2016年11月まで運用していた旧bodytuneサイトのブログ記事を転載したものです)
Yosukeです。
サラリーマンであれば一日の大半をオフィスでパソコンに向かったり、電話の応対、会議に出たり・・・その間に本人も気づかずにやっている習慣的癖があってそれがひどい肩こりの原因になっているとしたらどうでしょう?
例えば、緊張すると思わず歯を食いしばってしまうこと、よくあるのではないでしょうか。何か苦手なことをする時など、どうしても首筋に力が入ってしまい、奥歯はぎゅっ、もしかしたら舌にもぐっと力が入っているかも知れません。
こうしたことは明らかに緊張していると自分でも分かっている場面だけでおこるのではありません。私が自分をよ~く観察してみると、日常生活でまったく緊張する必要がない場面でも知らず知らずに同じことをやっていることがよくあります。例えば、パソコンを打つためにちょっと顔を下向きにしている時、電車の中で読書をする時、狭い道で人とすれ違う時、ふと気がつくとそれほど強い力ではないものの奥歯をぎゅっとかみ締めて舌がぐっと硬直しているのです。それほど強い力ではないし、その時はパソコンだったり本だったりに集中しているので、自分では緊張している自覚はありません。
私たちが通っているアレクサンダー・テクニークのレッスンでは、こうした緊張に普段から気づくことができるように、具体的な動作を見ながら、より良い体の使い方を指導されます。整体などに行って、その時は楽になるけどすぐまただめになる、というような人は、是非アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けることをお勧めします。レッスンを受けると、体の内側の感覚(筋感覚とか固有感覚と呼ばれます)に目覚めるように、またその目覚めている状態を継続できるようになりますので、痛みやこりの原因となっている動作に自分で気づけるようになるのです。自分で気づければ、痛くなる前にその動きをやめることができ、結果、効果は持続します。
まだまだ、学び始めたばかりのアレクサンダー・テクニークですが、あまりの効果にどんどん深みにはまっています。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師
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