座奏が楽になる片足立ち不安定体操
こんにちは!ハリ弟子です。
普通、立ってるより座ってた方が楽なイメージがあると思います。
でも演奏家の中には座奏が苦手という人もけっこういます。
ハリ弟子のコントラバスはもともと立奏より座奏の方が楽でしたが、最近では立奏の方が楽に感じるようになりました。
1番の違いは足の位置を自由に変えられることです。
座奏だとどうしても足の自由が制限されます。
最近、座奏が楽になる方法が分かりました。
事前に片足立ちでわざと不安定な体勢をとって体を動かすのです。
腕をひろげて回したり、猫みたいに上下に動かしたり。
右足立ちでやったら今度は左足立ちでもやります。
先月来日したキャシーがこれを生徒にやらせていました。
個人差はあるでしょうが、これだけでも歌の声がすごく変わる人がいました。
またずっと前にバジルさんにも同じようなのを教えてもらったことがあります。
こっちはもっとめちゃくちゃに動きます。
ハリ弟子が見たのはいずれも歌や管楽器の生徒さんだったので、自分にはあまり結びつけてなかったですが、意外や意外、というよりむしろコントラバスこそこれをやった方がいいと思うくらい良かったです。
アレクサンダー・テクニークでは便宜上、筋肉を「いる」ための筋肉と「する」ための筋肉に分けて説明することがあります。
片足立ち不安定体操をすると、筋肉の中の「いる」ための機能が目覚めてより強力に働いてくれるようです。
体を縦に起こしておく作用は立っているときは足がサポートしてくれますが、座ると骨盤から上の部分の責任が増します。
なのであらかじめ「いる」ための筋肉を目覚めさせておくと楽に座っていられて、より「する」ことに意をさくことができるのでしょう。
あくまでも個人的な体験ですが、今のところこんなふうに考えています。
それにしても3つ目の手足めちゃくちゃに動かす体操はけっこう激しくやると転びそうになります。
身辺整理してほどほどにやるのが良さそうです。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師