フォームよりプロセスを考える
こんにちは!ハリ弟子です。
昨日からオーストラリア人のアレクサンダー・テクニーク教師、グレッグが東京に教えに来ています。
おもむろにホワイト・ボードに向かい、何を書くかと思ったら、、
Hands on wall
Hands on chair
Semi-supine
Lunge
Table work
Chair work
Whispered Ah
これらはアレクサンダー・テクニークの世界ではプロシージャーと言われます。
どうやってやるかは関連の本を読めばたいてい書いてあります。
しかし、ポイントはやり方を真似るところにはありません。
グレッグはこの点にとても注意深く教えました。
Process (things you think)
↕
Form (things you do)
この2つのうち、プロセスの方に意図を持ち続けさせました。
フォームが気になると、これで合ってるかどうか、正しいかどうかにどうしても思考をとらわれ、体は固まります。
プロセス(思考)が途切れるのがどこか、どう考えれば継続させられるのか、そもそも思考を継続することに何の意味があるのか、といったことは人それぞれなので、同じプロシージャーであっても先生が与えるアドバイスは変わってきます。
いや、ある程度のパターン的なものはあるにしても、教えられる生徒の側からすると自分の認識の外なので、自分ひとりでやるよりも見る目のある先生に見てもらった方がより多く学べるという類のものです。
そして、どんなに自分にとって完璧であっても、自分の姿を自分で観察することを不可能ですから、見る目のある第三者、つまり先生に見てもらう価値があるのですね。
そういえば、ジェレミーが「俺に教えてみろ」と言って生徒のワークを受けた時、「外側から観察できる分、それだけで君にはアドバンテージがある。」と言ってたことがあります。
だから実際にレッスンを受けに来るんですね。
グレッグはシドニーに自分の学校を持っていて、メインはそちらですが、たまに日本にも来てこうして教えてくれます。
これからゴールデン・ウィークまで、グレッグの日本滞在が続きます。
また何か面白いことがあったら書こうと思います。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師