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1月は廃人になる月(静岡学園優勝おめでとうございます!)

" 雑記 "

2020年1月15日

ほんとにどうでもいい情報ですが、僕は静岡県出身です。

 

僕ぐらいの年代にとっての静岡のサッカーはものごころついた頃からずっと強いものでした。

 

強いとあこがれます。

 

高校野球はどうでも良くて、テレビで見るならやっぱり冬の選手権。

 

だいたい決勝近くまで行くので、始まると年末年始から1月半ばまでそわそわして落ち着きません。

 

朝起きた時からその日の試合が気になって仕方ないし、試合に勝てばゴールシーンの脳内再生無限ループ、負けたら負けたで悔し過ぎて夜眠れません。

 

サッカー中毒になった子どもたちは「くすり」が切れた後の離脱症状に苦しみながら、選手権後の1月後半を耐えて過ごし、2月くらいにようやく「人」らしくなります。

 

かくしてかなり長いこと、1月は廃人になる月と僕の中では決まっていました。

 

しかしさすがに社会人になると1年の12分の1を廃人で過ごすわけに行きません。

 

僕は冬の選手権をリアルタイムでフォローするのをやめました。

 

幸か不幸かその頃から(90年代後半から)静岡のチームは全国であまり勝てなくなり、僕は平穏に1月を過ごせていました。が、

 

今年は決勝戦、静岡学園対青森山田の試合を見ました。

 

いや皆うまい!

 

狭いエリアに突っ込んでドリブル、パスしたがるところは昔と変わりませんが、今年のチームは速くて強い!

 

静岡学園のサッカーは無駄に持ち過ぎて自滅するイメージがあって正直あんまり好きじゃなかったんですが、すいません、参りました。

 

どの局面でも相手ボールになったら即時奪回をはかる、それが相手ゴールに近ければすぐ攻撃に入れるし、取れなくても相手の攻撃を遅らせるなり狂わせることができるということで、攻撃のイメージが強いですけど実は前からすごく守ってるんですね。

 

ポジショニングも実に的確で誰か1人に頼るではなく、全員が連動して動いてました。

 

だからなかなかボールを失いません。

 

サッカーも連動が大事(笑)

 

日本のサッカーが世界で勝つために、フィジカルと技術はまだまだ追いつけないので組織と言われた時代がありました。

 

そこそこワールドカップ決勝トーナメントにも出れるようにはなりました。

 

でもそのレベルだと組織、というかサッカーのやり方はみんな共有してるのが普通なんで、もう頭打ちな感じがするんですね。

 

そうなるとまた個に戻って、リスク覚悟で突っ込むような攪乱要素が逆に生きるのかと思ったりするわけです。

 

もし突破できたらディフェンス2、3枚置き去りに出来るんで一瞬ですごいチャンスですよね。

 

今までなら、おいおい何でわざわざそんな密集に突っ込んでいくんだよ、と思ってましたが今年の静岡学園はけっこう突破しちゃって、なんかこう進化した新しいサッカーを見せてもらった気がします。

 

24年ぶりの優勝、それも2点ビハインドからの大逆転という最高にドラマな展開も楽しませていただきました。

 

優勝、本当におめでとうございます!!!

 

書くことでやっと気持ちの整理をつけられました。

 

これで廃人から「人」に戻れます。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

カテゴリー: 雑記.
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