まわりを見ながら演奏する
こんにちは!ハリ弟子です。
ハリ弟子はアマオケでコントラバスを弾いています。
最近、合奏中に試していることがあります。
弾きながらなるべくまわりを見るのです。
ほとんどの時間、指揮者の方を見ていますが指揮棒の先を凝視するのではなく、指揮者の方面の景色全部に焦点を合わせるような感じです。
ハリ弟子にとっては「眺める」よりも少し積極的な感じ。
でも人によっては「眺める」で同じような効果があるかも知れません。
まわりを見ながら時折楽譜も確認しながら体の感覚も受けとめながら音も聞きながら演奏のために必要な動きをやって、と全部同時進行です。
忙しそうに見えますが、自分の意識の上ではただたんたんとやっているだけに感じられるのが不思議です。
合奏中に何かしくじったりすると、つい萎縮して自分の殻の中で演奏したくなります。
何となく安全を確保したくなるのでしょう。
でも合奏なので自分にだけ意識を集約するとまわりとの関係が途切れてかえってうまくありません。
しくじった時ほどまわりとつながっていて早く音楽の流れに回復したいですが、相当タフでないと難しいものです。
なので普段から努めてそうするようにして、いざという時すぐ戻れるようにしたいのです。
だんだんコツがつかめてきたというのか、すごく良く全体で調和できたように感じられる時もあって、しばらくこれを続けていこうと思っています。
プロの人ってほとんど初見みたいな譜面で本番迎えることもあるでしょうにすごいですね。
できる人は譜面を追いながら同時にまわりともコンタクト取り続けて変化にすぐ対応します。
音大などでそういう訓練を受けてきたからできる類のスキルなのでしょう。
今回、ハリ弟子たちが取り組んでいるのは過去の演目の再演です。
音楽がすでに頭に入っているからようやく意識できるようになったのかも知れません。
この先でどんな景色が見えるのか楽しみです。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師