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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

座奏による座骨神経痛に環跳(かんちょう)で対応

" 座骨神経痛 "

2019年4月18日

座奏での仕事が多い木管奏者の方が座骨神経痛でいらっしゃいました。

 

左脚がお尻の後ろからもも裏にかけて痛みが出ます。

 

座骨神経痛は主に腰椎の問題か骨盤の筋肉(梨状筋)の問題と考えられています。

 

この方の場合は座っている時間が長くなると悪化、立ち上がってしばらく歩くと改善ということで、梨状筋の問題が疑われました。

 

 

あおむけに寝て膝を伸ばした状態で股関節から脚をあげると右は90度近くまで上げられるのに左は30度くらいで痛くて上げられません。

 

 

梨状筋はお尻の奥にある筋肉で、座骨神経はこの辺りの筋肉の隙間を抜けて脚に行きます。

 

そのためお尻の奥の筋肉がこり固まっていると座骨神経痛になりやすいのです。

 

マッサージなどの手技でも方法はありますが、奥にある筋肉を直接刺激するのは鍼が得意とするところです。

 

主に使ったツボは環跳(かんちょう)。

 

加えて仕事である演奏との関係で動きを固めやすいところにも鍼をして、全体として負荷を散らして動きやすい体へとコンディションを整えました。

 

施術を終えてもう一度あおむけになって脚を上げるテストをします。

 

「おおー!」

 

驚きの声が上がりました。

 

ついさっきまで30度くらいで痛くて上がらなかった左脚が90度近くまで上がります。

 

症状が出てわりと早い段階でいらしてくださったので1回でこれだけ効果があったのでしょう。

 

いつもこんなに簡単に治るとは限りません。

 

でも痛かったのが治って笑顔で帰っていただけるとやはり嬉しいですね。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

カテゴリー: 座骨神経痛. タグ: , , , .
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