冷房による腱鞘炎?
こんにちは!ハリ弟子です。
冷房の記事が続きますね。
先日冷房で冷えて指がつった話を書いたら、偶然同じような経験をされた患者さんがいらっしゃいました。
ただしその方はもう少し重くて腱鞘炎です。
特に原因が思い当たらないのですが、唯一、心当たりあったのが冷房だそうです。
仕事柄いろいろと熱を発する資機材のある部屋で作業する必要があり、その部屋は機材冷却のためにエアコンを効かせてかなり冷え冷えだとか。
それが分かっているので完全防備で真夏にはあり得ないくらい着込んで作業するものの、手首から先は露出したままだったので見事に痛めてしまったそうです。
今日なんかも猛暑日で気温は体温を超えました。
こんな環境なので体は熱を溜めこまず発散します。
いきなり寒い環境に入れられてもすぐに適応するのは無理です。
体液はコロイドといって基本的に冷やしたり動かなかったりすると粘性が高くなる性質があります。
要するにどろどろになりやすいということです。
温めたり運動したりするとこの逆でさらさらになりますが、夏は暑いので基本的にさらさら。
冷房で冷えてどろどろになってるのに体の動かし方やスピードが暑くてさらさらの時と同じだったら、どこか痛めてしまいますね。
冷房から腱鞘炎になる、十分あり得る話だと思います。
ちなみにこの方にはお灸と鍼で施術しました。
夏なのに温めるためのお灸が意外と活躍する。
これ実は鍼灸師あるあるなんです。
今日から8月。
予報では猛暑はまだしばらく続くようです。
熱中症にも注意ですが、エアコンによる冷えにも気をつけなきゃですね。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師