整動鍼のDVD実技演習に行ってきました
今日はまたえらく暑い日でした。
こんな日にはツイッターでフォローしているデブ・スベッター氏の寒いネタで涼をとりたくなります。
吹奏楽のための協奏曲にはアルプスの少女が出てくる。
「ハイジ(HighG)」(΄◉◞౪◟◉`) pic.twitter.com/ZidNTTVJb8
— デブ・スベッター (@dbsbtr) October 2, 2019
ん、High G って?
低音な人間には数えんと分かりませんでした、、
さて、9月最後の日曜日は整動鍼のDVDで紹介されているツボを実技で学べる講習会に行きました。
とても撮りが工夫され見るだけでかなり正確にツボの場所が分かるDVDですが、自分の指でツボに触れる感覚に勝るものはありません。
実技講習会では複数の講師がまわって「正解はこれです」とばかり触らせてくれます。
これはありがたいです。
おかげさまで想像してたのからまたツボを修正。
今まで効きがいまいちだったツボをもっと強力に使えるようになりました。
今回の講習会、個人的にもっともツボだったのは「筋肉は均等に収縮するのではなく、体が動くためにはコリも必要」という話でした。
筋肉のコリを支えに使うと考えれば、関節以外の場所を仮想のテコとするような動きも納得がいきます。
いや、実際に動くところはもちろん関節なんですがその動き方、軌跡が仮想のテコによって違って見えるんですね。
僕は筋肉の収縮ピークがぐにゃ~んと移動するようなモデルを考えていましたが、ある程度決まった場所があってパターン化されてると考えると臨床とも一致する気がします。
コリも適度に使ってる分には問題にならないですが、使い過ぎると硬く育ってかえって動きを損なうわけです。
音楽家など決まった動きを反復しますから、こういう状態になりやすいのが容易に想像できます。
整動鍼のツボは育ったコリをその人なりの平常に戻すお手伝いをします。
コリが解けて元のように動けるようになると痛みなどの症状も解けていきます。
しかもコリや痛みのある局所に鍼するのでなく、人体がもともと持っているバランスを回復する反応を利用するので少ない鍼で体の負担を小さくできます。
自転車で言うと両足しゃかりきに動かすのでなく、右を踏んだら左が勝手に上がり、左を踏んだら今後は右が勝手に上がるイメージ。
鍼が半分、患者さんの体の反応がもう半分です。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師