bodytuneの衛生管理について
(こちらの記事は、2016年11月まで運用していた旧bodytuneサイトのブログ記事を転載したものです)
多剤耐性細菌の院内感染対策など病院においては従来に増して徹底が求められている衛生管理ですが、鍼灸の治療院についても例外ではありません。今日はbodytuneの衛生管理についてお話いたします。
1.手洗い・手指消毒について
お客さまの体や鍼に直接触れることになる手先の衛生状態については特別に気を使っています。手洗いにはミューズのノータッチ式ハンドソープを使用。これですと固形せっけんやプッシュ式ハンドソープと違って余計なところに手を触れる必要がありません。手洗い後は使い捨てのペーパータオルで水気を拭き取ります。また施術直前にもアルコールスプレーで再度消毒を徹底しています。
2.鍼について
bodytuneで使っている鍼はすべて滅菌済のディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)です。1本1本個別にパッキングされたものを使用する直前に開封しています。ディスポーザブル鍼は、鍼を刺入する際に患者さんの体に立てる鍼管についても、プラスチック製のものがセットでパッキングされていますので衛生的に安心です。なお、まれに金属製の使い捨てではない鍼管を用いることもありますが、そうした鍼管は3.に述べるような滅菌消毒を行っています。
3.滅菌消毒について
使い捨てにできない器具として上述の金属製の鍼管やシャーレなどがありますが、これらについては滅菌パックに個別包装した上で高圧蒸気滅菌器にかけています。滅菌パックは滅菌が適切に行われると印字の色が変わるようになっており、滅菌行程になにか不具合があれば分かるようになっています。パックそのものも器具を外部の細菌から遮断する性能がありますので、開封するまで滅菌された状態を保ちます。また、高圧蒸気滅菌器はヨーロッパ最高基準であるクラスBをクリアした製品を導入しています。クラスBとは「あるゆるタイプのパックされたもの、中空のもの、固形のもの、孔のたくさん空いたもの」の滅菌を適切に行うことができるということです。金属製の鍼管のような中空のものを繰り返し使用するためには不可欠と考えました。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師
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