水晶で倍音を浴びる~クリスタル・ボウル~
こんにちは!ハリ弟子です。
3月18日(日)に大阪からクリスタル・サウンド・ヒーリングのみらんさんをお呼びします。
題して「音と鍼のクリスタル瞑想会」です。
クリスタル・ボウルという楽器を使って、横になって音を聴くだけで誰でも落ち着いた気持ちになれる瞑想です。
瞑想と聞くと難しいイメージがある人でも、簡単にできます。
そんな簡便さもクリスタル・ボウルの音という補助があってのことなのですが、そもそも、クリスタル・ボウルってどんな楽器なのでしょうか?
クリスタル・ボウルとは、水晶と同じ材質の原料を高温で焼いて、お椀のような形にしたものです。
写真のように、透明だったり、色が着いていたりしてとても綺麗です。
楽器としてのクリスタル・ボウルの特徴は、何といってもその倍音の豊かさにつきます。
自然界に存在する音は基本的に倍音を含んでいます。
例えば、バイオリンで「ド」の音を弾いたら、「ド」と同時にその整数倍の周波数を持つ音(オクターブ上のドやミ、ソなど)が鳴ります。
かすかに鳴っているだけなのでほとんど気がつきませんが、倍音があることで音は豊かに響いて聞こえます。
逆に倍音がまったくないと、目覚まし時計の電子音のような「ピーーー」という耳ざわりな音になります。
森林の中というのは、しんとしているようで、実は倍音が豊かに鳴っているのだそうです。
そのもとは、虫たちが動く音だと言われています。
小さな虫たちが落ち葉の下を動き回ったり、宙を飛んだり、木の葉を食べたりして、ごくごく小さな音を発します。
カサカサ、とかシャッとか、よく聞くとそれと聞き取れますが、音が小さすぎてたいていは意識にのぼりません。
森林で完全に無音になったら、それは何か危険がせまって虫たちが動きを止めた時です。
人類がかつて森林の中で暮らしていた頃、虫たちの発する音が消えることで危険を察知したとする説があります。
倍音が消えることで、何かは分からないまでも、危険な動物や地震や噴火などの危機を感じ取ったのではないでしょうか。
逆に言うと、倍音が豊かに鳴っている環境では、人は安心した気分になれます。
クリスタル・ボウルはまさにこの倍音を豊かに鳴らす楽器で、耳で聞くというより、横になって皮膚や骨からも「聞く」ことで、太古の安心の記憶につながるのでしょう。
ぼんやりと音を浴びているだけで、とてもおだやかな落ち着いた気持ちになります。
最近、眠りが浅い、疲れが取れない、という方にとても合うと思います。
「音と鍼のクリスタル瞑想会」、お問い合わせ・お申し込みはこちら(>>イベントページ)より承っております。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師