KARADAコラム「周辺視野で街を歩こう」
" 旧bodytuneブログの記事 "
(こちらの記事は、2016年11月まで運用していた旧bodytuneサイトのブログ記事を転載したものです)
街歩きは時に実にストレスフル。急いでるのに、前の人は歩くのが遅い。あらぬ方向から来て目の前を横切る。スマホいじりで周りが見えてない。突然立ち止まる。こんな中でぶつからないように気を使いながら歩いてたら身も心も疲れますね。
先日、オーストラリアから来日中のアレクサンダー・テクニーク教師、グレッグのセッションを受けました。彼のポイントはソフト・アイと周辺視野。人間の目はただぼうっと眺めているだけでもいろんな情報を受け取っているのだそうです。なのに、普段私たちは視野の中のどこか特定の一点を見ようとして焦点を合わせる筋肉を過度に緊張させ、眼球まわりのテンションを上げてしまいます。そして、そのわりには見えているのは焦点を合わせたその一点だけ。全体を見るためにはあえて焦点を合わせるのをやめてみる。そうすると、網膜の焦点が投影されていたところ以外の細胞も使うことができて、視野全体の情報がありのままに入ってきてくれる。だから、ソフト・アイ。
早速、駅の乗換でやってみたら、これが素晴らしい!あまり意識しなくても周りの様子が全て見えていて、体が自然に人をよけて歩いてくれる感じ。まるで武道の達人か何かになったような気分でした。体も心も楽です。
是非、試してみてください。
この記事を書いた人
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師
カテゴリー: 旧bodytuneブログの記事. タグ: アレクサンダー・テクニーク.
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