コントラバス演奏のための覚え書き
(こちらの記事は、2016年11月まで運用していた旧bodytuneサイトのブログ記事を転載したものです)
僕がコントラバスを始めたのは30代も後半でかなり大人になってからです。もともとはTubaを吹いていたのでへ音の楽譜は苦になりませんでしたが、初めての弦楽器を見よう見まねでできる気がしなかったので、最初から音大出の先生に習うことにしました。
初心者が弦楽器をやる時、左手と右手で同時に別々のことをやるのにかなり手こずるのではないでしょうか。さらに、コントラバスのような大きな楽器になると、胴体や足もかなりの役割を果たしており、全身を上手に使えないとそもそも実現不可能なテクニックがあるように思います。
僕はかなり不器用な方で、なかなか先生の言うことを自分の体で再現できず、今でも苦労していますが、それでも、今年に入ってから、アレクサンダー・テクニークの学校に行ったり、鍼灸学校で解剖学など専門的に学ぶようになって、だんだんと体の仕組みが分かってきたこともあり、先生の言わんとすることが少しずつ意図的にできるようになってきました。
この道はまだまだこれからも多くの発見があるでしょうし、今、気づいてやっていることが絶対とは限りません。しかし、僕もよく他のコントラバス奏者のサイトを見て演奏上のヒントを得ているように、同じ悩みを抱える方がいればその参考になるかも知れないと思い、現時点での自分の奏法、気をつけていることなどを時々書き綴って行こうと思います。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師
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