茯苓とコーンの炊き込み
(こちらの記事は、2016年11月まで運用していた旧bodytuneサイトのブログ記事を転載したものです)
梅雨入りしました。じめじめとうっとうしい日が続きますね。
こんな時にぴったりの薬膳を試しに作ってみました。といってもだいぶ材料をはしょっているのでなんちゃって薬膳ですが。ご飯以外のも写っていますが、お茶碗だけだと絵的にさびしいのであれです。
作り方はいたってシンプルで、生薬の茯苓(ぶくりょう)を煎じた汁でトウモロコシご飯を炊きます。トウモロコシは芯ごと入れて、ヒゲがまだ黒くなっていなければそれも一緒に炊き込んでしまいます。
茯苓は余分な水分を取り除く作用があり、脾を元気にします。漢方薬局などで取り扱っていますが、通常はほかの生薬と配合されて漢方薬の形になっているのでこれだけを入手するのは難しいかも知れません。僕は漢方薬局からの通信販売で取り寄せました。中国ではこれを材料にしたお菓子があったり、スーパーでも扱っているようです。こちらのブログによると、西太后が使っていたとか美肌効果とかいろいろすごいみたいです。僕のお肌では、う~んよく分かりませんでした。でも、何となくふくらはぎまわりが軽くなったかな。一回食べた程度ですから、あくまでも「気がする」程度ですが。
ご紹介のレシピは鍼灸学校時代にオプションでとった中医薬膳の講義で教えてもらったものです。本当はうるち米を使っていて、炊けた後に生姜や紫蘇の葉の刻んだのを混ぜ合わせるなどもう少し手が込んでいますが、うちの冷蔵庫になかったのであるもので作ってみました。トウモロコシもまた脾との相性がよくむくみを取るので、茯苓がなければトウモロコシを炊き込むだけでも立派になんちゃって薬膳です。ヒゲを入れる場合は長いままだと食べにくいので、短く切るのがおすすめです。気のせいかもしれませんが、ヒゲ入れた方がご飯がより黄色に染まってサフラン・ライスぽくなります。
2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。
2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。
はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師
コメントを残す