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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

ハリ弟子、鍼治療を受ける

" 東洋医学 "

2017年11月5日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

江古田音楽祭も終演し、まったりモードになってきました。

 

先月はチラシはさみなどの作業で中腰になることが多く、腰にダメージが来ていたので、鍼治療を受けに行きました。

 

行く先は、所沢のとある鍼灸院です。

 

院長は、ハリ弟子の鍼灸学校時代の先生です。

 

実に繊細な優しい鍼をなされます。

 

鍼灸師の学校教育では、治療対象とする症状は1つにしぼりなさい、と教えられます。

 

しかし先生は、全人的治療をすると言っている東洋医学において1つの症状にしぼった治療をしなさいというのはどうなんでしょうか、とあえてこれに疑問符をつけました。

 

ハリ弟子もまったく同意見です。

 

確かに、頭痛がして目が乾いて首、肩、腰が痛くて足先もしびれるし、下痢気味で気持ちもウツっぽいんです、というような方に(ちょっと極点ですが)、方便として、まず頭痛から何とかしましょう、ということはあるでしょう。

 

でも、ご本人の話した内容のうち、頭痛以外は関係ないから忘れていい、ということにはならないと思うのです。

 

頭痛をメインにした施術をしながらも、他の症状のことも情報として受けとめて、何か関係があるかも知れない、ないかも知れない、あるとしたらどんな関係性があるだろう、そのためのアプローチには何が考えられるだろう、という問いを持ち続けることが大切な気がします。

 

そんなことを考えながら、先生のところで鍼を受けながら小一時間、、

 

終わる頃には、腰はだいぶ楽になり、床に着いた足の感覚がすっかり変わっています。

 

そして、帰りの電車の中でさらに気がついたことがありました。

 

そういえば来る時には、風邪のひき始めのような喉のヒリヒリした感じがあったのですが、それがなくなっています。

 

先生には、腰をよろしく頼みますとしか言わなかったのに、さすがの全人的治療です。

 

こういうのを治未病というのでしょう。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

カテゴリー: 東洋医学.
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