腕立てがきっかけになった肩関節痛(チューバ奏者)
来院者
男性 20代 チューバ
期間
2019年2月
症状
仕事でチューバとスーザフォンを演奏している。
体力づくりのために筋トレしていて1週間前に腕立てで腕を伸ばした際に右肩をいためた。
もともと慢性的首肩こりがありかなりひどい自覚がある。また、このところスーザフォンを吹く機会が多く、楽器を肩に載せる関係で左肩がガチガチに固まり、何もしていない時も左肩が上がっていることに気づく。
喘息の既往あり。
施術と経過
触診をして痛いのは右肩の巨骨(ここつ)というツボのあたりと確認。
また喘息の既往があることから上部胸椎に沿って触れてみると脊椎近辺の筋肉に顕著に硬さを認めた。
右肩に炎症が起こっているとして、炎症そのものを鍼灸で即座におさめることはできないが、腕の動きと関連する肩以外の関節の動きを現状より改善することで症状を小さくすることは可能と考え、主に側頚部の動き、上部胸椎、肩甲骨の可動性に関わるツボを選んで施術した。
2週間後に別症状で来院した時に症状が寛解したことを確認。
使用したツボ
合谷R、大椎、身柱、神道、L3夾脊