低いソファに座ろうとして腰に痛みが走り動けなくなった
症状
10年前にコーヒー・カップを持ったまま低いソファに座ろうとしたら急に腰が痛くなり動けなくなった。それ以来時々、腰と右膝の外側が痛む。重い荷物を運ぶ仕事のため腰ベルトをしているが勤務後に腰が痛むことが多い。右膝は階段を昇る時に痛み、しゃがむことができない。また日常的に使っている車が体格(身長190センチ)に比して小さく(軽自動車)、運転中の姿勢や乗り降りに苦労がある。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年1月 ~ 2020年1月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
2回
施術と経過
背中を触れて確認すると胸椎と腰椎が移行するあたりで右の脊柱起立筋が盛り上がっていた。来院時の姿勢がやや猫背気味になっているのを見て、住まいや自動車などの環境に合わせて脊椎を圧迫するような動作を日常的にとっていて、そのために腰と膝との連動に支障が出ていると推測した。
1回目は腰痛を軽減しつつ脊椎の動作を回復するため背中と腰のツボを使った。
2回目来院時には腰痛も膝痛もなくなり、特に膝は何年もできなかったしゃがむ動作ができるようになっていた。効果の定着をはかるためにふくらはぎのツボを加えて施術し、終了とした。
使用したツボ
まとめ
痛む場所がばらばらでも全体を見たら1つの原因から生じていることもある。胸腰移行部付近の著しい左右差に腰痛と膝痛双方に関わる原因を見て、少ない回数で効果を上げられた事例である。