妊娠31週目からの逆子の治療
" 妊娠中の症状 , 逆子(骨盤位)・横位 "
来院者
女性 30代
期間
2017年3月
症状
妊娠31週目。
10日ほど前の検診で逆子が分かり、医師から鍼灸を勧められて来院。
施術と経過
肘から肩にかけての動きにやや固さがあり、足先に冷えがあった。
胴体上部にかけての筋・筋膜系の緊張が腹部に反映し、子宮内で赤ちゃんが動きづらい状況を作ってしまっていると考えられた。
まず、アレクサンダー・テクニークのテーブル・ワーク的な手技を用いて腕から肩にかけての力みを抜き、リラックスしてもらった。
次に、冷えのある足元に血流を呼ぶために至陰、三陰交に灸を、太衝には鍼をした。
結果として、腸骨動脈の血流配分、大腰筋などの緊張度が調整されて、子宮内のテンションが下がり、赤ちゃんが動きやすい環境ができれば逆子は直るとの考え方である。
治療中、お腹の中でぐりんと動いたとの感覚があったとのこと。
治療から1週間後の産科検診でエコーをとったところ、逆子が直っていたことが確認できた。
使用したツボ
至陰、三陰交、太衝