(下書き)
けいれん性発声障害のための鍼灸
鍼治療はけいれん性発声障害の方の喉のケアに役立ちます
声や喉の症状にも鍼灸は効果的です。改善例が多数ありますのでお悩みを一人で抱えずご相談ください。
けいれん性発声障害の原因は?
はっきりした原因は分かっていません。炎症や結節などの異常が見当たらないため、専門の医療機関でないと診断が難しいこともあります。現時点ではフォーカル・ジストニアの一種と考えられています。
けいれん性発声障害の症状は?
声が「つまる」「とぎれる」「かすれる」などの症状から声を出しづらくなります。特定の場面、特定の言葉で症状が出やすい特徴があります。常に症状が出るとは限らないので周囲の理解を得るのが難しく、本人も発声障害であることを知らずに悩む場合もあります。音声によるコミュニケーションに支障が出るため仕事、日常生活、人づきあいなどあらゆる場面に影響が出ます。特に電話が苦手になることが多いです。
どんな施術をするの?
喉に作用するツボは手足や背中にあります。喉まわりに鍼をせずに効果を期待できます。
声が枯れたり出なくなったりするのは声帯が思いどおりに振動しないからです。そこで声帯が振動しやすいよう声帯を取り囲む首の筋肉を整えます。施術では首に過度な負荷をかけている原因を探し、それを解除するツボに鍼をします。
また良い発声には深い呼吸が必要です。呼吸に関係している筋肉を全身にわたって整えます。
鍼治療は病院やボイトレと並行して行っても大丈夫?
病院の治療とカポスの鍼治療を並行して行っても問題ありません。またボイストレーニングについても並行して受けていただいてかまいません。鍼治療で喉のコンディションを整え、無理のない発声法を身につけることで相乗効果も期待できます。
通院のペースは?
まずは喉まわりや首の筋肉、そして呼吸と関係の深い全身の筋肉をゆるめてコンディションを整えます。そのためには週1回程度の通院が必要です。コンディションが安定し声の症状が改善してきたら隔週~月1回程度に間隔をあけつつ状態の維持・安定化をはかります。